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2006年9月の13件の記事

2006年9月29日 (金)

極悪にゃんこの作り方

 これは我が家の故猫星音のことです。

 星音がまだ若くてよいこだった、とある週末の夜。
明日の朝はパンが食べたいな、と食い意地の張ったワタクシは八時まで開いているパン屋さんへ夜お買い物に出かけようと考えたのです。

 出がけ、玄関で寂しげに見送る星音に
「すぐ帰ってくるからね。○○(近くの美味しいパンやさんの名前)でパン買って来るだけだから15分で帰るよ」
 と言い置いて手を振りながら家を出たのでした。

 時は初夏、雨がぽつぽつ降り暑くもなく寒くもないとても心地の良い晩のこと、パンを買ったワタクシはあまりの気持ちよさに、まっすぐ帰るのもつまらなくて気の向くまま車を走らせたのです。

 それから数十分、夜風を満喫し美味しいパンを片手にほくほく帰ってきた私を待っていたのは異様にどよーんとした玄関のドア。内側から殺気と怨念がしみ出しているような、なんかドアの周りだけ妙に暗いような・・・・。

 何、これ、と訝ったその直後、出かける時の星音の顔がものすごくでっかく脳裏に甦ってきたのです。
 その顔は、間違いなく「じゃ、ここで帰るまで待ってるね」という表情をしていたのです。

 ぎょっとして慌てて腕時計を見れば、確実に50分は経っている模様。ここまで来て回れ右も出来ない、まず行くあてがないですし、第一ここで回れ右したら二度と再び帰れない。
 待ってないかもしれないというはかない望みに取りすがりつつそっとドアをあければ、出たときと同じ姿勢の星音が同じ場所に・・・・。

 ひぇぇ、と空気の抜けたような声を出しながら、そのまましゃがみ込み、下を向いたまま飼い猫の前に土下座致しました。
 おそろしくて顔も上げられずひたすら「ごめん、悪かった」と言い続ける私の前で星音のやつは1分ほど不動。そしてその後声もなく音もなく部屋の中へと消えたのでした。

 その晩はおやつあげたり色々ご機嫌とりに励んだんですけど、全部冷たく無視されましたが、翌日は一転、星音の方から完全に一方的ではありますが「ここへスプレイしようかな」フェイント攻撃ゲームを提案されまして、朝から晩まで楽しくみっちり仕返しされ遊んだのでした。

 うーん、楽しかった(号泣)

星音の写真聞きたくないよ、その話。

2006年9月26日 (火)

雨が降れば・・・

 ぽつぽつと、雨が当たる我が車のウインドウ。

 ワイパーを動かすとワイパーがガシガシ音をたてて動いても、だんだん視界が曇って危険な状態に・・・。

 そろそろワイパーブレードの交換時かなと思いながら、念のため、ほんとに念のためにウォッシャー液をプッシュ。
 
 一回目で少し視界が開けたよう。気のせいよ、とそれを確認のためもうワンプッシュ。

 目の前に広がるすっきりさっぱりクリアな視界。そこまで汚れていたのでございましょうか。

  確かに前回洗ったの何時だったか記憶にないのは事実ですけど。てか、こないだ雨降った時普通に運転してた私って何?フキフキ "A^^;

2006年9月24日 (日)

悲願のあんみつ食べました

 吹く風がさわやかになって、お散歩日和なのでちょっとだけでも歩くようにしています。それで先日、今まで何故か行きたくても行けなかった甘味処「塩川」へてくてく行って参りました。
 
 緊張の面持ちでお店に入り、クリームあんみつを注文。

 感じのよいご主人が作って運んできて下さいました。(済みません、初めてのお店で写真撮る度胸がありませんでした)

 朝顔型というのか広口の器に小さめの寒天が一杯。フルーツはキウイ、バナナ、白桃などなどが寒天の上に綺麗に並べられ、器の中央に丸く平に粒あん、そしてその上に鎮座するのがアイスクリーム。

 では一口頂きます。 お匙でシロップをぱくっ。

 うまっ。

 あまりのおいしさに目にも止まらぬ早業で今度はアイスをぱくっ。

 おいしすぎるっ。

 恥ずかしながらワタクシ、五分くらいガラスの器に突っ伏して、フィルムの早回しのような速度でスプーンを動かしながらぱくついていたと思います。まさかあんみつでこんな無我夢中状態になるなんて、スプーンの小ささが憎たらしかったです。カレースプーンで食べたかった^_^;

 何がどのように美味しいかと申しますと、まずシロップがまろやかなんです。しっかり甘いのにとろりとしていて口に入れると甘みも心地よくすっと消えるのです。寒天もちょっと固めでそれだけ食べるとしっかり甘いのに、シロップと相性抜群。
 それからアイスクリーム。手作りですね。シャリシャリ感のあるさっぱりタイプなのに、牛乳の風味が濃厚なの。どうして?絶対に香料ではないと思うのに、この風味の豊かさはどこから来ているのだろう。
 そしてとどめのあんこ。甘いけど塩味が利いているの。でもってこの粒あん、しっかりしてるけど口当たりいいの。どうして?あの粒は口へはいると何処へ消えるのよ。

 これらを混ぜて口へ運ぶともうとろけそうでした。私こんな美味しいあんみつは生まれて初めて食べました、ほんとに。 

 あまりのおいしさにほっぺたゆるみっぱなしになったまま、歩きやすい天気だったこともあり、口の中のこの味わいをしばし留めるためここへ行ってみました。

並木この前ここに来たのは矢野顕子のコンサート。何年前?

校舎中庭ひっそりとした中庭です。 


 この様な場所にいて、あんみつの追憶に浸っていたのは内緒です。


 おまけ
生け垣の道 子供の時は世の中の道全部がこんな小路みたいでした。道草やかくれんぼに最適。

2006年9月21日 (木)

ニュートラルな一日

 ポゴレリチネタにTBが来ていたとある朝、ちょっと見ヤミ金誘導サイトTBのように見えたので大急ぎで削除。そして削除した後保存していた件の記事URLへ完全武装して行ってみると保険の事、キャッシングの事などを真面目に書いている普通のブログだったのでした。
 どうしてうちに?とよくよく考えたら「簡易保険」で検索されたんでしょうね。「簡易保険ホール」だったから。

 そんな事を考えていたらふと今月は生命保険の支払い月だったことを思い出したのです。秋の空の下、残高確認して余分があったら下ろして何処かへ旅行しようかな、などという悠長な考えは一気に却下。残高確認して余分なお金をかき集めて入金しないと多分足りないと気が付きまして。買い物も当分出来ないわ。^_^;

 そんな具合に楽しい夢が一瞬にして消え去った私は、これから一体どうすればよいのだろうと途方に暮れ将来を思い悩み(大げさっ)、遂に新宿の母のネット占いをしてしまったのです。一回315円×2

 その結果、私の字画は晩年盛り上がるタイプなんだそう。
晩年・・・何時からを晩年と言うのでしょう。兎に角その時まで生き延びないと意味がないっ!という訳で、突如寝る前にストレッチやヨーガをしてから、心安らかに眠りについたのでございます。

 しかしその後私の「盛り上がる晩年」は努力を積み重ねれば、という条件付きだったことが判明。確かに努力しても報われない事がままある世の中ですから、努力が報われるのは嬉しいんですけど、そんなの今頃言われたって遅いのよー(泣)。

2006年9月20日 (水)

今日はお彼岸の入りです

 ついでに我が家の父親猫、星音の命日です。もう5年も経つなんて、早いもんだ。

 今朝我が家族Aが「ほんとにいいこだった、どうしてあんないいこが家に来たのかしら」と申しておりました。星音が一般的、日本語的にみて「いいこ」の定義に当てはまるかは別として、どうして私の飼い猫になったのかについては、何となく心当たりがあるのです。

 思いっきり若気の至りで道を踏み誤った。に違いございません。家に来たとき生後2ヶ月でしたから。

 ごめんね。あの時気持ちよくお昼寝しているせいねのおつむがちょっと窮屈そうだったから、向きを直そうとしただけだったのよ。それなのに、足を滑らせてあんな悲鳴をあげちゃって、それも耳元で。横向いて深い溜息ついた気持ちはよく判るのよ、選択を間違えたなって気持ち、判ってました。ほんと、ほんとに私危険な飼い主でした。生き延びてくれて本当にありがとう。

 でも危険な上にわがままな飼い主の私は、星音には長生きしてもらって荒川静香ちゃん(この方うちの星音と同い年)がイナバウアーしてるとこを一緒にTVで観たかったのよ。

などとつらつら考えながら、今年も秋のお彼岸は始まるのでした。

2006年9月14日 (木)

うわ、溜まってたのね

 先日ウィルススキャンをしていると、ある場所でファイル数のカウントが止まったんですね。2006にしてからノートンがどうもハングする事が多かったので「また止まったかな」と思って、それでもよく見るとどうもスキャンはちゃんと実行中みたい。待つこと数分、再びファイルのカウンターが動き出したんですが、ウィルススキャンで数分掛かる一個のファイルって、どの位の大きさなのよ、という問題に。

 そう言えば最近PCが重いのはこれが原因かも、と言うわけでWindows Live OneCareでクリーンアップスキャンを致しました。
 結果、6845.9MBの一時ファイルが発見されてしまいました。いつの間にそんなに溜まっていたんでしょう。前のPCなんて増設しても4GBだったのに。一時強制終了やハングの嵐に見舞われた事はあったんですが、それでもこの大きさには絶句ではありました。

 PC買い換えて約2年、最初の半年間はちょいちょいディスクのクリーンアップしてたんですけど、それ以降は綺麗にその存在さえ忘れていた模様です。かわりにお脳がクリーンアップされたのでしょうか。

 今、あらゆるソフトがさくさく動いてます。昨日までのあの重さが嘘のよう。何が原因かPC内を散々いじり回してた私、無駄に無意味なことしてたんでしょうか(大汗)。

2006年9月12日 (火)

ラフ

 同じ高校のスポーツ特待生として寮生活をする競泳の大和圭介(速水もこみち)と飛び込みの二ノ宮亜美(長澤まさみ)。二人は商売敵の和菓子店の子同士で最初はいがみ合うけれど、大和の親友の緒方や、飛び込みのホープ小柳かおり、競泳界のスター、大学生の仲西などが見守る中、次第に心を近づけつつ、選手として人間として成長していく物語らしいです。原作はあだち充。
 原作を知らないオバサンにはこの半分も判りませんでした。家に帰って公式サイトを見てようやくここまでまとまりました。

 何の予備知識もなく観てしまったため、速水もこみちがどうも高校生を演じているらしい、いや、演じている、という事実を受け入れるまでに20分かかってしまったり、脇役の登場人物が突如熱弁を振るったり恋敵が力一杯二人を応援したり、その後の展開に全く繋がらない出来事が次々起こっては意味不明に消えていく、という状況にちょっとめまいがしました。こんなに判らないのは年のせいかしら、と悩みました。

 しかし、とあるきっかけで、この映画の真の意図に気付いてしまったのです。(以下ネタばれあります)

 そのきっかけとは唐突に退寮した緒方の写真を寮母さんが壁に飾ったシーンです。家に帰ったなんて嘘で、実は寮の建物に食べられたに違いありません。渡辺えり子演ずる寮母さんの娘はいつも日向で絵を描いているのに透き通るような白い肌をしています。この二人は人間ではないのでは、そしてこの映画はホラー映画なのではなかろうか。そう考えると出来事の符丁が合い始めたのです。

 仲西が入院している間中、病室にいるのが亜美だけというのも意味深です。家族はいないのでしょうか。家族のいない若い男女、しかも一人はお金持ち。これはもう「ポーの一族」に違いありません。
 これで亜美が高校生にもなって仲西を「おにいちゃん」と呼び続ける(この呼びかけの純粋さは最後まで変わらなかったんですよ^_^;)、今ではちょっと難しい設定も納得です。亜美はメリーベルだったのです。この二人は時空を越えているのです。だからこの映画の舞台もレトロチックな商店街(ひたちなか市が撮影協力とありました。喫茶チロリアンはなかなかのものです)なのに、机の上にキシリトールガムがあったりするのです。

 時空ばかりではありません。この二人は不死身です。海で遊泳中にウィンドサーフィンにぶつけられ、溺れた亜美はかすり傷一つ負いませんでしたし、車が大破した仲西は堂々の復帰です。あの背中の傷、ごらんになりました?
 仲西の事故はもちろん亜美のせいではありません。事故現場には補助輪付き自転車にのった子供、あの目つき、大事故というのにあの静かな立ち去り方、あれがダミアンでなくてなんでしょう。水泳部員が溺れた人間の側にぼんやり立って、言われるまで救急車を呼ばないというのも、彼らが不死身と知っていたからなのです。
 
 亜美に対する仲西の態度が解せなかったのも私の不覚です。このクールで完璧なおにいさんはきっとバイセクシュアルなんです。試合前に大和と対峙したときに、私は仲西が大和に告白するのではないかとさえ思いました。その緊張の瞬間に大和の口から出た言葉は

「今度亜美が溺れたら、俺が助ける」

 高飛び込み選手の女子高生が溺れる事を予言するなんて、彼はもう仲西の牙にかかって一族になってしまったのでしょうか。

そして二人は競技スタート前に「どちらが早く助けられるか」と言うのです。繰り返される殺戮と再生、永遠の三角関係への高らかな宣言です。

 その後、この三人が何処へ行ったのか映画は何も語りません。しかし、新しい生徒を迎えた寮では、寮母さんの娘さんが亜美と見まごうばかりの登場をし、寮母さんは満開の桜の下、芽吹き前の芝から青々とした芝草を集めているのです。この芝は食べられてしまった生徒達の残骸なのでしょうか。おそろしい、おそろしい映画です・・・

 などと、観ている間退屈だったので色々考えて遊んでしまいました。
原作を読まれた方、読んでいない人間をどうか温かい目で見て下さいませ。この映画が好きな方も年寄りの戯言と思ってください。ちょっとあまりにも、私には退屈な映画だったので、つい(汗)。

忘れてました。水中に座敷わらしもいるんだよーん。

2006年9月11日 (月)

ポゴレリチが失敗した時

 YouTubeにポゴレリチの演奏がアップされていました。Chopin - Sonata Op. 58 (4th mvt)

済みません、文中と末尾に訂正を入れました。

 ポゴレリチというと、私はコンサートの度にこのショパンの3番ロ短調のソナタにぶち当たっているような気がしています。よく考えるとプログラム変更でロ短調ソナタになったという事は一度もなかったにも関わらず。ただ、あまり行けなかったポゴレリチのコンサートで、「夜のガスパール」三回とこのロ短調のソナタ二回という遭遇率は、そう考えてしまう理由にはなったと思います。もちろん、他のプログラムもあった訳ですから単なる偶然ではありますけど。

 最初にこの人の演奏でこれを聴いたのは83年の事です(6月8日簡易保険ホール)。今にして思うとこの時観客はポゴレリチというピアニストとのつき合い方を無理矢理学ばされた気がします。このピアニストのコンサートは、客席で全神経を集中させても、まださの上の集中力を要求されるものである、と。音楽を楽しむとか、もうそう言うレベルでは無いかもしれません。
 余談ですが、それから数日後、ホロヴィッツのコンサートでの彼の集中ぶりを見て宜なるかなと思ったものです。

 83年での演奏でポゴレリチはこのソナタを決して華麗には弾きませんでした。安川加寿子さんだったか「ショパンは男性的ですよ」と仰った方がいましたが、ポゴレリチの演奏はちょっと暗く、骨太だったような記憶があります(これはちょっと記憶が曖昧ですけど)。そしてこの演奏で特筆すべき事は三楽章が異様に遅い、という事でした。あんまりゆっくりなので聴いているこちらまで固まりそうでしたが、この三楽章は耳に残りました。このソナタでこの楽章が耳に残るというのも驚きでした。

 しかしこのロ短調のソナタではやはり一番印象に残った演奏は91年です。

私が聴いたのはAプロで
ショパン 3つのノクターン(ハ短調作品48-1/変ホ長調作品55-2/ホ長調作品62-2)
ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 作品58
ラヴェル 高雅で感傷的なワルツ
ラフマニノフ ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 作品36
というものでした。


 前半は全てインターバルなしで演奏されました。つまり3曲続けて弾いたノクターンが終わってすぐ、ソナタの一楽章Allegro maestosoに飛び込んだのです。それも同じ曲かと思うくらいにすぐ。
 これは憶測ですが、その前のAプロ演奏時、3曲目のノクターンが終わった時に拍手が起こってしまったのではないでしょうか。このプログラムは前半を完全な一つの流れとして作ってあって、ポゴレリチとしては拍手での中断を何としても避けたかった為に勢い余って間合いを短くしすぎたという気がします。事実休止符以下の短さでした。
 その為か一楽章がどうも重い出だしになってしまい、なんとかまとまってはいたのですが今ひとつ切れに欠けた感がなきにしもあらずで、続く二楽章も何故かテンポが上がらりませんでした。ポゴレリチの事なので遅いと言っても他のピアニスト並の早さではありましたが、私は三楽章がちょっと心配になりました。何故ならば遅い三楽章の大前提は二楽章の信じられないような早さだったのですから。(済みません、ここ訂正致します。二楽章テンポ普通です。何と勘違いしたんだろ、私)このテンポであとどう続けるの?と。

 で三楽章ラルゴ。
 悪い予感は的中です。想像を絶する超低速、低空演奏になりました。ポゴレリチの遅さには慣れていても、これは計算外と容易に知れる速度です。一音一音がいつ完全にばらけても不思議ではない、音楽として成り立って聞こえて来たのが不思議な位な遅さでした。
 ポゴレリチもなんとかテンポをあげようとあの手この手で頑張っているのはよく判るのですが、元々ラルゴなのでこの中でメリハリをつけつつ弾こうとしても、試みは尽く玉砕せざるを得なかったようです。左側の座席で顔は見えたわけではありませんが、ポゴレリチが青ざめながら必死に色々やっているのが手に取るように判りました。音色からもですが、引きつっているのが背中にもでていたので(笑)。
 そしてその状態のまま立て直せずに最終楽章に突入。最初の和音、見事なまでに失敗してくれました。音をはずしたのではなくて歯の抜けたみたいな、すかすかの間抜けな音をぶっ叩いてくれました。今思いだしても、笑い事ではありませんけど可笑しいです。
 しかし技巧では負けないピアニストですからこの大はずしで気持ちの切り替えが出来たのかもしれません。まさかそれは無いとは思いますが、ひょっとして自分でも笑ったんでしょうか、尻上がりに調子が戻りわずか5分の曲なのに最後は完全に、とはいかぬまでも9割9分ポゴレリチワールドに回復してました。

 同じ曲の中での回復は見込めないどころか下手をするとコンサート全体が失敗する可能性さえあるような崩れ方だったのに、最後まで曲が続いただけでなく、最終楽章のたった5分で見事に回復し、そして結果、曲として、そして前半のプログラムとしてなんとかまとめてしまったのでした。

 最終楽章が終わった直後、ぱっと椅子から立ち上がった時の、そのほっとした表情。ににこにこしながら深々とお辞儀を何度も繰り返し、客席を見渡す表情も晴れ晴れと嬉しそうでしたね。背中もそうでしたが、この日は結構感情が顔に出てました。
 これで拍手できるかいっ、失敗したのはそもそも自分じゃない、と思わないでも無かったんですが、引きつった背中を見ながら息を殺して聞き入ってたら私も疲れ果ててしまって、よかったよかったと思ってしまいました。本人喜んでるし・・・。
 弾いてた方もでしょうが、聴いていた方も消耗した演奏でしたが、ピアニストが曲の建て直しを計っているところを、あんなにじっくり聴けるなんて滅多に無いことですし、仮にあったとしても早い曲ではあそこまではっきりとは判らなかったと考えると、あのコンサートを聴けたのはラッキーだったかもしれません。しかもそれがぎりぎり破綻せず、最後にはたった一曲の中でちゃんと元に戻ったのですから、崩れてもポゴレリチと思い知った次第です。

 ほっとしたのか嬉しかったのか、後半も充実していました。何より罪滅ぼしか、アンコールでBプロの前半を弾いてくれたのが嬉しかったですね。でもあそこまで崩れたんだからBプロ全部弾いてくれてもよいのではないかと考えるのは図々しすぎるでしょうか、私Bプロ後半の「イスラメイ」結構期待してたんですけど。まさか明日の練習している?と疑いながら(笑)。

 終了後楽屋でサインをもらった時、演奏会に素直に感動していた私の母が手を出したら、握手してくれました。それも結構嬉しそうに長々と。よっぽど嬉しかったんでしょうか。
 しかしどうして握手なんかするんでしょうね、あの日のお客の殆どはポゴレリチは握手しないと思ってて誰も握手なんか求めなかったのに。それから判断するに、あの日の観客は皆様コアなファンだったようです。だからノクターンからソナタへ移るときに仮に十分間をあけたとしてもだれも拍手はしなかったと思うんだけど・・・。

 その夜、握手をし損ねた私は握手した母を乗せて高速ぶっ飛ばして家に帰りました。「もうこの手は絶対洗わない」と助手席ではしゃいでいた母は、一体誰の車に乗ってここまで来たと思っているのでしょうか。妙に殺気立った夜でした。

 という訳で、冒頭こけてないショパン、ピアノソナタロ短調作品58の最終楽章をお聴きになりたい方は上のリンクからどうぞ。

 この映像に「チューインガム噛んでる?」なんてコメントがついたために、こんな動画と関連づけられてました。"black and white" 可愛くて笑えます。

 またポゴレリチの詳しいプログラムをお知りになりたい方はよしこ様のサイト「ポゴレリチ私設ファンサイト」へどうぞ。

 訂正の追記です。
よしこ様のブログに米国公演での「ワシントン・ポスト評」が掲載されています。
よしこ様自身の去年の来日公演評も合わせて考えるとこのコンサートでの、私が崩れと思ったものはポゴレリチが最初から意図したものだった可能性がありますが、唯正直私には判りません。

  ひょっとしてテンポが遅くて慌ててたのではなくて、早すぎて慌ててたのかもという気も(悪あがきではなくて)しないではないですが。こうやって考えると、ポゴレリチってほんと、いつもそのぎりぎりの線を突いてくる演奏なので、判断も、難しいです^_^;

2006年9月10日 (日)

ちょっとお散歩

 観光気分で生息地域を歩いてみよう、と言うことでほんのちょっとドスドス歩いてみました。知ってる町並みもきっといつもと違う見え方がするはず・・・

 確かに。
 わずか数分の間に何人もの観光客さんから道を尋ねられて脳内は地図一色。
知らない人にはわかりにくい道だと言うことがよーく判りました。でもどうして私に訊くの。

 私も観光客のつもりだったのに・・・

2006年9月 9日 (土)

時代は瞬く間に変わるのね

 なんか今ひとつ元気が出なかったので、思いっきり泣いてストレス解消につとめましょうとばかり、勇んでレンタルビデオ店(これは既に死後でしょうか?)へ出撃しました。

 勇んだのはよいのだけどビデオ店に行くのは実に15年振り位。作品の並べ方も、そもそも展示されてるものさえ「なんざんしょ、これ」な完全今浦島状態なワタクシ。入ったその場で気圧されて何を借りるかゆっくり吟味なんて無理と(冷静に?)判断。取り敢えず泣けないドラマではありますが、最初の方を見逃して悔しい思いをしている「私の名前はキム・サムスン」をゲットすべく、韓流コーナーへ。

 大きなスペースでこれなら私にも判るでしょう、と余裕してたら、見あたらないのです「キム・サムスン」。
 店員さんに聞いてドドーンと持ってこられても困るし、携帯からどうとかすると半額になるみたいなのにそんな準備もしてないし(というか会員にもなってない)と言うことで独力で探し回ること十数分。BGMは「たーらこー、たーらこー」のキューピーのたらこマーチ。
 「サムスン」は見つからず、他をみても何処に何があるのかさっぱりで心中泣きたい気持ちなのに「たらこ」でぷるぷる震えてしまうなんて、あんまりだぁ。
 
 それでも頑張って棚を探し回り、ジブリコーナーのすぐ脇に「ごんぎつね」を発見。これは泣けると思っても、絵があまりに可愛すぎて憚られて手にさえ取れず。半分パニックしてたかも・・・(汗)

 こんな事に圧倒されてどうする!と自分に叱咤しても、「今はまだ配置が判っていないだけだけど、もうちょっと経つと何が並んでいるか判らなくなって、そして完全に社会から取り残される年寄りになっていくんだわーーーっ!」という考えが頭の中を駆けめぐるのでありました。

 そんなこんなで結局手ぶらで退散したんですが、今考えると店の配置も変ですよ。
ジブリコーナーの隣の列にチェリストのヨーヨー・マがあって、その真向かいに氷川きよしがいるんですよ。
 そして極めつけ。
 「イノセンス」が「懐かしのアニメコーナー」にあるんですよ。「エースをねらえ!」のすぐ側に。2年は懐かしいんでしょうか、え?喧嘩売ってる?

 ついでながら美空ひばりも今ひとつ充実してなかったって言うのも納得出来ないわ(・_・)b。

 などと「たらこ」を聴きながらお馬鹿な考えに振り回されて、ものすごく疲れました。ビデオショップは私には鬼門かも・・・(ぼそっ)

2006年9月 6日 (水)

今日も始まったのね。

なんか最近色んな事が押せ押せになってまして。
やんなきゃ、と思いつつ全然やる気がでなくて、気がつくとソリティアしてたりして(汗)
ほーら、前へ進めっ!って自分で声を掛けても駄目みたい。
でもやんないと。

 ほれっ!今日も一日ほいほいいくのだよ!判ったかね!

 あ゛ーーー。

 お髪はきちんと梳かしましょう。お化粧も「素肌っぽく見えるメイク」という言い訳は止しましょう。

2006年9月 3日 (日)

原っぱ再び。接写も再び(涙)

 八月末のとある一日。秋を思わせるようなからりと晴れ上がった空だったので、再び原っぱへ行ってみました。原っぱって言ってますが空港公園ではありますが。。。

 やっぱりいいですね、広い場所へ行くというのは。心が晴れ晴れします。

 で、気持ちが晴れ晴れしすぎたのか、着いたとたんにねじが飛んで唐突にロケハン決行。携帯電話の身の上で、全荷物(水筒、おやつetc)を抱えて芝生をざくざく歩き回り、色々な場所でシャッター押しまくり。
もうこれだけ撮ればと、こんどはゆっくり出来る場所を探しに歩き始める前に、念のため撮影モードを確認したところ、何故かまたもや接写モードでした。
まあ帰るまえに気がついて良かった、と思って撮った場所で撮影しようと今来たコースを引き返し始めた直後、歩く根性を失いました(涙)。
 こういうときに限って山ほど撮影してる私。天気はいいし、今度来るのはいつなのよっと我が身に言い聞かせても、あっさり挫折。数枚撮っただけで由ということに(どうせ携帯だし←おひっ!)。

 それからレジャーシート設営場所を探し生け垣に囲まれた庭の中にある木陰に陣取ることに。勿論毛虫が落ちてこないように木からは少し離れてね。

 季節ですね、地面が温かくて座るととっても気持ちよい。水筒におやつ、ゆっくり読む本も持参なのでもう完璧なピクニック。さあ楽しむぞ!と意気込んだのもほんの一瞬。疲れてたんで倒れてしまいました。
 
 本も読まずおやつも食べず(疲れて食欲が失せた)ぼんやり景色を眺めてましたが、それでも楽しかったですよ。木の葉が風でさわさわ言って。空は何処までも高くて。

 空をこんなに長い時間見つめたの何年ぶりなんだろう。木や草をこんなにゆっくり眺めるのは何年ぶりなんだろう。

木と芝生こんな所にいたのです。

 その場所は、適当に広くて、適当に囲まれていて、そして適当にうるさくて。

 気持ちを解くには十分な広さ、でも生け垣に囲まれているから私は外から見えにくい。そして何よりも風に乗って聞こえてくる微かな車や工場の音、人の話し声。ちょっと向こうに日常がある安心感。 

木と垣根垣根の向こうは駐車場。案外ほっと出来ます。

 もう絶品でした。こんな楽しみ他にあるだろうかというくらい。

 と原っぱ満喫、大喜びで帰ってきましたけど、最初に荷物全部持って歩き回ったせいか、疲れたのなんのって。夏の疲れも手伝ってもう大変。筋肉痛なんて生やさしいもんじゃございません、激痛走ったってば。
おまけにブタ草もあったのね、覚悟はしてたんだけど、その場でなくて夜出るかなあ(T.T)

 マイフォトに写真を追加しました。

2006年9月 2日 (土)

プチプチオフ会の話

 何故八月中に書かなかったのか?という疑問はこの際おいておきましょう。
 八月十五日、パソ通時代からのネット友人のITAさんと瞬間(と言うくらい短い)オフ会をしました。
 かねがね、夏休みツーリング、近所に来たら連絡してねん、と言ってたんですが、ITAさんがせっかく連絡してくれても今までプチオフ実現には到らなかったのですね、何故か。。。(そう、メールチェックを忘れていた、携帯の電源を切っていたことをお盆中忘れていた等、原因は全て私にあるんですが・・・)

 で、今年はITAさんは隣県にツーリングの予定だったのでオフは無理だなと諦めていた15日。家にいてもつまんなかったので図書館にでも行こうかな(これはいけば良かった。何故ならお城の側にある。)、それとも映画でも見に行こうかな(これはいかなくて良かった)と思っていた所へメール着信。
 なんだか判らないけれどお城の近くで「お蕎麦を食べている」らしい。
 と言うことでささっとお城の近くで落ち合ったと思うでしょ。とんでもない。「何でそんな美味しくない店で食べるのよっ!」というとんちんかんなメール送信で、「それじゃ落ち合いましょう」と話が決まるまでに結構な時間が・・・(汗)。

 それからやっと我が家を出て、道が混んでる事を予想して到達時間も少し余裕を持って伝えておいたら・・・道がガラガラ。いつもより早くついてしまいました。

 到着した旨をメール、しかし観光スポットお城周辺は結構な人通り。音に紛れてしまって着信音に気付けず、何度もテンポのずれたメールを送り続けてしまう私。
 最後に、メールじゃアカン!電話だわ、これは!と気付いたITAさんとようやく電話で話した時、私はお土産やさんからもらった(もらったんですよ、自分で手に取った訳ではありません事よ)試食のお煎餅と日傘を手に、横断歩道の真ん中に立ってました。さぞや見物だったことでしょう。観光客誘致に一役買ったかも。

 そんなこんなで最初のメールから数時間経過の後、ようやくお城のたもとオフ会が実現したのでありました。でも最初の一言がお互い「えー!全然変わってない」だったんですよね。「変わってない」が誉め言葉になってるんだ、いつの間にか(笑)。

 でもオフ会ではいつもの事だけど会えば何年ぶりでも話は弾むのです(私は弾んだと思ってますが)。あーだこーだ話をして、でも時間の関係もあってすぐお別れとなってしまいました。ほんとにね、最初から電話にしておけば良かったのに。実は私、ITAさんの番号知っていたらしいのよ。登録しようとしたら、何故か登録済みでした。いつ登録したんだ^_^;

 正味30分位のオフでしたが、とっても楽しゅうございました。また近くに来たら、今度は電話して下さいませ。電話でも・・・結構根性いると思いますが、そこはよろしく。
   
 今気がついたんだけど、自分のブログ用写真、撮り忘れてしまった!

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