いらっしゃいませ

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« お泣きなさいプロジェクト発進 | トップページ | クラッシック音楽が放つ妖しい誘い »

2006年10月31日 (火)

きっと最後の糸が切れてしまったんだろうな

 23日に自殺した女子中学生の事を考えたら、ふとそう思ったんですよ。学校や親などにいじめを受けていると話して、それからじきに自ら命を絶ってしまう場合が割とあるような気がするもので。

 いじめを受けている子供は何故か親に相談しないらしくて、それを相談するのはよくよく追いつめられてからなんだそうです。だからこの中学生の親御さんがいじめについて学校に相談して、その後、比較的短い時間で彼女が死んでしまったという記事を読んだとき、希望の糸が切れた絶望は、とてつもなく深かったんだろうな、と思ってしまったのでした。よくよく追いつめられてからやっと相談するという事を、相談された学校側は思いもかけなかったんでしょうけどね。

 その絶望的な気持ちは私でも少しは推察出来るんですが、それでもやっぱりこの女の子には死んで欲しくなかった、と心底思いました。あの校長先生の記者会見を見ると一層そう思ってしまうんです。あの校長先生、記者会見で完全に逃げを打っているでしょう。

 文科省の発表ではいじめによる自殺はないことになっているのに、その自殺者が自分のところから出たとなったら校長始め県教委の偉い人々の、長年たゆまぬ努力の結果であるキャリアがパーでしょう。
死んだ生徒には気の毒だけれど生きている人たちのこれからにも我々は責任がある、という論法なんでしょうね。でも生きている人々=自分たちという事実を忘れてませんか、とも思うんです。

 それで他の事件ならば「なかった事」には出来ないのに、どうしていじめによる自殺はなかったことにしようと考えてしまうのかと言えば、校長先生達の心の中に、口には出さないけれど「いじめはされる方にも問題がある」という考えがあるからなんでしょうね。
ほんのからかいを本人は真に受けた、あるいはいじめごときに屈したとか。
「いじめをはねのけろ」という意見も社会一般にはあるので私たちも同罪とは言えますけど。

 でもされる方にも問題って、どんな問題なんでしょう。
人生経験たった十数年の子供に人格の完璧さを求める事が果たして妥当な事とは私には思えないんですよ。ひょっとして、いじめられた子よりいじめた仔の方が立派とでも思ってる?
いじめをはねのけろなんて言われても、はねのけられるいじめならいじめとは言わないのではないでしょうか。
人間何のためにいじめるかと言えば、自分の中にため込んだ鬱憤をはらすはけ口としていじめる訳でしょう。それならばいじめた相手が飄々としていては気分がすっきりしないわけで、一人でいじめて効き目がなかったら仲間を連れて多勢に無勢でいじめる。二度や三度で相手がへこたれなかったら、効き目が出るまで何百回でも繰り返す。これがいじめの定義ではないでしょうか。

 「こんなこともできないのか」と言われたことのない人間はいないし、一度や二度言われてくじける人間もいないでしょうが、朝から晩まで一挙手一投足についてこれを言われ続けてノーマルな精神状態を保てる人が、いえ十代前半の子供がそれほど大多数なのでしょうか。私には無理ですけど?

 「いじめをはねのけろ」と言っている人はこの校長先生の逃げ切り勝ちに意図せず手を貸しているような、そんな気さえ私にはしてしまうんです。もちろん自分でもちょっと大げさだとはおもいますけれどね。

 残った子供達の心配もしなくては、というのも言い逃れですよね。問題を抱えているのは死んだ女の子ではなくて、いじめていた子供たちの方です。いじめっ子が大人になると社会的な問題を抱えやす事が追跡調査で判ってから、アメリカではいじめっ子にカウンセリングを施すようになっているのではなかったのでしょうか。
でもなかったいじめでカウンセリングは出来ませんよね。どうするの、この子達。

 何より死者まで出して「何もなかった」で事を納める姿を、全校生徒に見せて良いのでしょうか。思いっきり命を軽く扱っているように見えますよ。

 と、ぐだぐた書いてしまいましたが、私としてはもう本当にこんな事で犠牲者を出して欲しくないのです。

 今いじめられている人がもし、まあ、そんな事はないだろうけれど。これを読んだら、すぐに親に相談して欲しい。親と一緒に学校へ相談にいって欲しい。
 まれに話にならない親もいるようだから、万が一運悪く親がそういうタイプだったら保健室の先生に相談して欲しい。
 保健室の先生も、学校の他の先生でもお話にならなかったら、「いのちの電話」へ電話するか、電話帳で「精神科医」を探してそこへ行って欲しい。(全国の「いのちの電話」紹介ページへのリンク
 とにかく生き延びて欲しいのよ。

私の年金がかかっているのだから(ばきっ!)

真面目な追記です

 東京弁護士会の「子供の人権110番」

 ℡03-3503-0110

 平日午後1時30分~8時  土曜日は午後1時から4時 無料

追記2

かばってくれる友達や、寄り添っていられる仲間がいることが一番大事なんだそうです。

 ↑ころこさんのコメントからの引用です。
そう、仲間は重要なのだ。誰かを助ける事だって出来るのよ。
ころこさんのコメントも是非読んで下さい。

« お泣きなさいプロジェクト発進 | トップページ | クラッシック音楽が放つ妖しい誘い »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

年金は重要よね(笑)

いじめをはねのけられる子は、いじわるされてもいじめだと思わないんじゃないかしら。
そういう子は、深刻な問題になる前に解決しちゃうのよ。

いじめられていても追い詰められないと話さないだろうか。
ささいなことでも親に愚痴る子もいるし、何も話さない子もいる。
問題になるのは話さない子だから、みんながそうだと思っちゃうんじゃないかな。

うちの子も昔いじめられていたので、最近のいじめ問題について話し合ってみたのですが、
かばってくれる友達や、寄り添っていられる仲間がいることが一番大事なんだそうです。
大人の介入だけじゃ解決できないと言われて、無力感いっぱいです。

しかし、なんでもいいから死なないでほしい。
愛情やお金や時間をそそぎ込んで、そこまで育ててくれた親の気持ちも考えてほしい。
世界はもっと広いんだぞー。どこでだって生きていけるんだぞー
って思います。

ころこ様

>問題になるのは話さない子だから、
>みんながそうだと思っちゃうんじゃないかな。

なるほど、結果としてそう見えるけど
実際は様々って事なのね。
現役親御さんの意見は重みがあります。
思わず記事内にころこのコメントとして
引用させて頂きました。
>大人の介入だけじゃ解決できないと
子供は大人の子供時代を想像できないってのも
多少はあるだろうけど、正鵠を射ているかも。
>世界はもっと広いんだぞー。
>どこでだって生きていけるんだぞー
だよねー!
これを引用すべきだったか。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/140030/12503431

この記事へのトラックバック一覧です: きっと最後の糸が切れてしまったんだろうな:

« お泣きなさいプロジェクト発進 | トップページ | クラッシック音楽が放つ妖しい誘い »

フォト

ぽんずの風景

  • 図書館の桜
     携帯で撮った写真です。 見事なまでのピンぼけ(とほほ)。 ご感想などおありでしたら 掲示板へどうぞ。

にゃんこ

  • 爆睡
    うちの故猫です。 可愛いと言って~!

友人リンク

猫リンク

勝手にリンク

私リスト

  • マイハイク
  • まいはてブ