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2006年12月の7件の記事

2006年12月29日 (金)

年末せめぎ合い週間

 助け合って年を越そう、この一年の罪滅ぼしを少しだけしてみよう、ということで、柄にもなく寄付をしたのです。
寄付と言っても微々たるもの、一ヶ月この位ならなんとかなるかな、という金額を一年分、無事に振り込みました(一ヶ月数百円の計算です、念のため)。

 その振り込みから半日後、財布の中身を見てとんでもないことに気がついてしまいました。

 つまり、多く振り込みすぎた。

 多かった金額は数千円なのですが、年末に加えて、先日車検を済ませたばかり。数千円といえども間違えるにはあまりに痛い。そして何より金額違いに気づかなかった自分が痛すぎです。
間違えたから少し返して、とはとても言えないので(そもそも言えるのでしょうか、そんなこと)、財布の紐を締めてかかろうと決意し、予定していたものよりやや安いコーヒー豆を買うことに。

 年の暮れ、人でにぎわうスターバックス、お豆の品定めをすべく棚に近づくと早速感じのよい店員さんが応対に。私はしっかり買うつもりだったので希望を述べようとした瞬間、予想だにしない額の値段が目に。
100グラムの値段と一袋の値段を間違えていたのです。100グラム数百円も高いなんて、そして一袋250グラムも入っているなんて。今までスタバで豆を買ったことがなかったので、値段を間違えてるなんて夢にも思ってなかったんですよ。
でも買いました。ショックが大きすぎて声が出なくて、いりませんと言えなかったのです。打撃を小さくしようとしてかえって傷口を広げてしまった私です(号泣)。

 暖冬予想とは裏腹に、明日の朝はマイナス10度の予想です。ずっと風邪気味でインフルエンザワクチン未接種な私は、家の中でフェアトレードコーヒーをすすりながら(震える手でこれを掴んだのであった)、どこにも行けないから風邪も引かないお正月を、「情けは人のためならず」という格言をかみしめながら過ごすことになりそうです。
なんてね、ストイックな環境とは裏腹に、煩悩と諦観が激しくせめぎ合う、ものすごく激烈な年の暮れとなりそうです(大号泣)。

 追伸
 皆様には穏やかな年の瀬を是非お迎えくださいませ(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)

2006年12月25日 (月)

ホロヴィッツのコンサート ポゴレリチ追跡編

 前回の「後知恵編」から本当に時間が経ってしまいましたが、やっと記事に出来ました。

 83年6月11日、NHKホール、ホロヴィッツピアノリサイタル。
 前半終了時に立って拍手をしていたポゴレリチは、ホロヴィッツが休憩の為ステージから消えると連れの日本人女性に何やら話しかけ、その後二人で客席からホールへ出ていったのでありました。
コンサートの休憩時間は大概座ったままぼんやりしている私ですが、この時ばかりは座ったりせず、ぽごちゃんを追いかけてホールへ突進したのです。
既にホールにいたポゴレリチは暫く全体を見渡している様でしたが、その後なにかこうふら~っと人混みの中に彷徨うように歩き出し、私はその数メートル後を、こっそり、抜き足差し足で(でも結構早足で)、出来る限り遮蔽物沿いに、ついていったのです。

 この日のポゴレリチの服装は、白黒のレザーの上下で、最初に見た時「あんたは碁盤か」とツッコミを入れてしまったデザインでした。

Pogomaeshou Pogoushiroshou

 下手な画像で恐縮ですが、配色と形は大体このようなものです。

 しかもこの出で立ちで、このレザーで、足下はブーツではありませんでした。演奏会で履くような普通の革靴だったのです。
「一文字」かもしれませんけど、フォーマルかもしれませんけど、レザージャケットにフォーマルシューズって、23年経っても私は納得出来ない不気味な足下でした。この人の言う完璧って、私には絶対理解できないかもしれません(大汗)。

 さて、ふらふらと人混みにさまよい出たポゴレリチ、上を向いて「うわ~、すごい」としか言い様のない表情で、天井だの照明だのを眺めているのです。ホールの全景を眺めていた時も、こんな表情で見上げて居たのでしょうか。ぽっと出のおねえちゃんだった私でさえ、凄いとは微塵も思わなかったホールなんですが。
そしてそのうっとりな表情のまま、彼はなおもふらふらと彷徨い続けました。もう殆ど遠足ですね、階段登って二階に行くときの嬉しそうな顔ったら。
「二階に何があるのかな~?」みたいな、興味津々な、思いっきりお上りさんな表情。二階には、二階があるだけだと思うんですけど。

最初彼が歩き回るのは周りの人々が「あ、ポゴレリチ」とささやくのが面白くてやっているのだろうと考えていたのですが、どうもそうではありませんでした。逆にポゴレリチが連れの女性に何かささやいて「へええ、あの人が」という表情をして、ずっと嬉しそうだったんですから。
完全にミーハーと定義できます。あり得ません、ミーハーなポゴレリチ。知らない人が見たら普通のお兄さんなポゴレリチ。メジャーになってから既に何年経っているのだと、思わず指折り数えてしまった私でした。 

 そしてせっかく上がった二階で何をしたか?何もしないでやっぱり嬉しそうに眺めて一周して戻ってきたのです。
二階に無意味に行ってみるなどという行動を全く予期してなかった私は、彼の予想外の行動に度肝を抜かれ、ぐるっと回ったポゴレリチと鉢合わせしてしまいました。
尾行を気付かれたら大変なので急遽別方向を見てやり過ごしたのですが、数秒後、振り返るとポゴレリチが見あたらないのです。何処にも。
さては階下に行ってしまったか、と階段へ走っていき下のホールを眺めたんですが下にもいないのです。身長187センチという、それも碁盤柄の服を着た人物を、私は完全に見失ってしまったのです。 

 まあ、これだけつけ回せば良いかな、席に帰って休もう、とがっかりしながら階段をとぼとぼ下り始めたとたん後ろから"Excuse me, please △□ me."と声をかけられて、反射的に「す、済みません」と答えて横へどけば、横には誰も居らず広大なスペースがドーンと広がっておりました。
「へ?」と声の主を見れば、なんと消えたはずのポゴレリチ。
一体いつの間に後ろにいたのだ?
いえ、そもそも二階のどこに居たの?
そして△□(passing toと聞こえてしまったのですが)って何語?
それより何より、こんなに空いているのなら声など掛けずに黙って通れ!と心の中で叫びつつ、彼の後に黙って付き従った私でした。ファンの弱みです(涙)。
この時点でかなり歩き疲れてました。向こうにシャンペンコーナーあるのにな(勿論有料です。話の種に見てみたかったのよ)。でもこの人絶対歩き続けるんだろうな(涙)。

 しかし、一階ロビーでポゴレリチの命運もようやく尽きた模様です。彼は一群の人間にとっつかまり、次々と紹介されては笑顔で握手をしなければならない羽目に陥ってしまったのでした。そして挨拶するポゴレリチを観る人も周りに集まり始めたのです。
どうだ、挨拶面倒だろう、という私の予想に反して、すっかり板に付いた営業フェイスでにこやかに、そして礼儀正しく、余裕で挨拶を交わすポゴレリチ。さっきのおにーちゃんはどこへ行ったのでありましょう。
とある、フラメンコ風ストールを肩に掛けた女性と挨拶した時などは、身振りも仰々しく、ゆっくりと腰をかがめて、相手女性の手にキスさえしてのけたのであります。観ていた私はもう口あんぐり。いくらなんでも・・・
 ところが今度は主客逆転、多分ギャリック・オールソンと思われる人物がにこやかに近づいてきて、握手の後、思いっきり力強く抱きついて、ポゴちゃんの両頬にぶちゅぶちゅと特大キスをしたのでありました。
ポゴレリチは一瞬「きゃっ」という表情をして、顔を赤くしたのでございます。これも習慣だから諦めましょう、と鼻先で笑いながら呟いたわたくしでした。

 結局一階ロビーで挨拶責めになって休憩時間が終了したのではなかろうかと思います。実はこの後、席に着くときから記憶が再開するのです。

 演奏会終了後、前半終了と同じように立ち上がって熱心に拍手していたポゴレリチは、それでも粘って拍手した私よりはちょっとだけ早く出口に向かったのですが、この時もなにかぼーっと佇んでいた模様で、ポゴレリチを追跡するため出口に突進した私は、危うく彼の背中にタックルかけるところでした。出口のすぐ外に立つのって、危ないと思うんですけど・・・(汗)

 実はこの夜、私の席の近くに罵声を飛ばす人がいて、立って拍手し続ける事に相当勇気が必要でした。本人は全くあずかり知らない事ですけど、それを勇気づけてくれたのは他ならぬポゴレリチの態度でした。
ポゴレリチは全く純粋に、熱意と尊敬が入り交じった表情で拍手し続けていました。
ちょっとあやふやな記憶なのですが、アルゲリッチが「マネージャーにコンサートの出来がわかったらアルゲリッチは必要ない」という様な事を答えていました。つまりコンサートで、アルゲリッチはアルゲリッチレベルを目指す、たとえお客が只の一人もそれを理解できなくても。それが彼女の仕事なのだ、と私は理解しています。
それに習うなら、あの晩、ホロヴィッツレベルともいうものが確実に存在し、ポゴレリチはそれに対して異端児の異名もぶっ飛ぶ様な、頗る真摯な態度で賛意を表明していたと思います。それがあんな展開になったのは皮肉といえば皮肉ですけど。

 この時、他の点は知りませんが、こと音楽に対してはポゴレリチなる演奏家は、非常に真面目である、と思いました。
そして同業者であるポゴレリチにこれほどの態度を取らせたホロヴィッツ、このピアニストの凄さにめまいのようなものを感じたのです。
もうこんなピアニストは二度と出てこないのかもしれませんね。

 これで83年、ホロヴィッツ来日コンサート記事はすべて終わりになります。
長々と読んで頂き、本当にありがとうございました

 その長々とした記事

演奏編(近くにポゴレリチ) (リンク) 

演奏編2 (リンク)

後知恵編 (リンク)

ポゴレリチ追跡編 (リンク

コンサート映像 (リンク

おまけ その他編

 おまけというのも失礼ですけど、コンサートにいた方々です。

 俳優の津川雅彦さんとそのお嬢さん(当時小学生)
 お嬢さんのピンクのワンピースがかわいかった。

 作家の庄司薫さん
 これが実にダンディな方だったんですよ。麻のジャケット姿で、格好良かったんです(おんぷ)

 清水和音さん
 薄いたまご色のスーツでした。私この人のコンサートで楽屋係をしたこともあるのですが、その時も同じ色のスーツだった記憶が・・・。故にどうしても卵色の印象が抜けないのです(大汗)
 
 他にも大勢遭遇したのですが、どうも忘れてしまいました。申し訳ありません(ぺこり)

 
 おまけのおまけの超蛇足

 Yさんへ

 あーたね、寝るならいびきをかかずに寝てください!
「謝肉祭」の「告白」で「くわっ」て何事!あの曲があの謝肉祭の白眉だったのよ!どうしてくれるのよっ!音返せーーーーっ!!!!(大号泣)

2006年12月20日 (水)

チャンスの神、何処方より来るや

 割と良く出る話ですが、この世にはチャンスの神様なる方がいて、その神様は髪が体一面にびっしり生えた姿でこちらへ走ってくるのだそうです。しかし神様の背中側は髪の毛はおろか服さえないつるんつるんという、映画のアダムズファミリーに出てきた毛むくじゃらな妖怪さんとストリーキングを足して二で割った、走っていたら後ろから捕まえられずとも警察が捕まえるだろう様な姿なのだそうです。
 だからチャンスの神様を掴む事は、向こうから走ってくる時のみ。通り過ぎたチャンスは絶対に掴めない、とまあ、このようなお話で・・・。

 その昔まだ若かった頃、この話を聞いていたく心を動かされた私はこちらへ向かって走ってくるチャンスを逃がすまいと、いつも目を見開いて、しっかり待ちかまえていたのでした。いわゆる虎視眈々ですね。

 でもなかなかチャンスなど来ないのです。
一体何故なのだろうか?いや、そもそもチャンスはどこから来るのだろうかとふと考えてみれば、チャンスってそもそも「向こう」から来るものなんでしょか?
というか、耕して、種蒔いて、育ったものを、大きく実らせるのにチャンスが必要なのであって、チャンスだけでみのる訳ではないんじゃない?と。

 私はチャンスの神様を見逃さないようにするのに全力を使ってしまって、ひょっとして種を蒔いて育ててなかったのではなかろうか?
なんにもしてないとチャンスは来ない?

 という当たり前な事に今日やっと気がついた私は

そんな事今頃気づいても遅いのよ!

 とフォントサイズ2で大きく叫んでしまった冬の夕暮れなのでした。

 あんまり面白すぎるたとえ話って、罪かもしれない・・・。なんて事は、他の人にはないんでしょうね(笑)って、笑ってる場合じゃないぞ、自分!

2006年12月16日 (土)

嵐でげっそり

iTunesのインストール失敗から、OS起動時に現れる様になった
「ご迷惑をおかけしております。Windowsが正常に起動できませんでした・・・」
という文面と以下に続く起動モード選択メニュー。

 システムの復元から何から、思いつくものすべて試しても直らずサポートへメールを。

 返ってきたお返事は
「リカバリの実行は、現在発生している問題が、ハードウェア上ソフトウェア上の、いずれに起因しているかを切り分けるための作業になります。」
と素人に優しく諄々と説き聞かせそして親身な中にも
「とにかく起動しているうちに再リカバリをしてください」
という有無を言わせぬ気迫とを兼ね備えたものでありました。〔実は私の問い合わせは「再リカバリしたくない」という駄々こねメールだったのだ〕

 で、やっぱり「正常に起動しているうちに」ということで本日再リカバリに臨みました。

 結果

ハードに問題なし(ばんざーい!)

 リカバリ自体も順調だったんですが、

のーとんが、今使っているノートンインターネットセキュリティ2006の
CDがないのよ、どこ探しても!

 で、今とりあえずそこにあった2005の方をインストしてみたらLiveUpdateできたので
それを使ってます。こんな事して、いいのでしょうか?

 このLiveUpdateと、WINのservicePack2から始まるダウンロード、PCの付属ソフトのアップデート、この3つだけで5時間かかりました。

セキュリティ更新プログラムが68個! ノートンLiveUpdate、一度では終わらずに「もう一度やってね」という警告がでてしまったし。

 そしていまだ一太郎インストに至れず、ATOKではなくIMEスタンダードをこれを書いています。書きにくい!!

 ということで、皆様おやすみなさい。わたくしもう限界です。
サポートの担当者様、報告上げる前にブログ記事にした私をお許しください、わたくし眠らせて頂きます。
 
って、いかん!オートコンプリートでログインしちゃったよ、ノートン大丈夫か?

 追記です。

 「Windows 起動モードの選択画面が繰り返し表示され Windows が起動しない」
という問題のQAページへのリンクです。

 また「パソコントラブル出張修理・サポート日記」様の再リカバリの記事です(無断リンクです。ごめんなさい。^_^;)。これを読むと再リカバリの大変さが何処にあるのか身にしみて判ります。経験するともっとよく判ります(涙)。しかしサポートって大変な仕事ですね。私だったら完全に切れる事例がありますもん。

追記です。

 Norton Internet Security2006のCD-ROM、無事見つかったのでほっとしてます。
再リカバリしてわかったのですが、「ウイルス定義」はリカバリでは消えなかった模様です。どこに書き込む仕組みになってるんでしょうか。ちょっとだけほっとしました。

2006年12月14日 (木)

自分らしく生きよう

 今朝出がけに、ラタンの傘立ての中に車のキーを落としてしまった私。
 上からではなく、横の隙間から手を突っ込んでお約束通り抜けなくなりました。こんな自分らしさって・・・(涙)


追伸 傘立ての底、埃が一杯(^◇^;)

2006年12月 4日 (月)

嵐の予感

 去年、首輪をしていて行きたくても行けなかったポゴレリチ。なんと来日が決定していたのです。

 ここ数年結構具合悪くて、まだまだ本調子とはほど遠いこの私ですが、チケット買うことに決めました。買えば良かったと後悔したくないのです。たとえサントリーホールへ行けなくても、チケット棺に入れてもらえばあの世に行くとき嬉しいぞ、という覚悟でさえあるのです。(汗)

 しかし、「イスラメイ」を別のピアニストの演奏でも良いから聴きたいと、ラジオをセットして待っていただけで雷が落ちて付近一帯停電してしまった経験のあるこのわたくし、インターネットで無事チケットをゲット出来るのか不安は尽きないのです。しかしそこは根性、カジモトイープラスに無事に会員登録をすることが出来たのであります(登録だけで20分かかったことは内緒)。でも話はそこで終わらなかった。 

 昨日の夜からPCに電源を入れると「Windowsが正常に起動しませんでした」ってエラーメッセージがでて来るんですよ。スタートアップオプションとか何とか言う、セーフモードや前回正常に起動した何とかを選ぶあの画面が出てきてしまうのです。iTunes7のインストールがノートンがらみで失敗したのが原因なんですけど(結構他でも起こっている様ですね)。

 そのまま待てば起動できて、だからこうやって記事を書いている訳ですが、起動時の画面だけはいまだに出続けています(これが出てくるのは私だけみたい)。 iTunes7関係は全てアンインストして、システムの復元もしたし修復もクリーンアップも、考えつくものは全てやってみましたが駄目でした。サポートへ連絡するより他に手はないかも、です。唯一の救いは別アカウントでインストールしていたこと。インストに使ったアカウントはその後かなり不安定なんですよ^_^;

 ある日突然画面のWinが失踪なんて出来事、私に限ってあり得そうで・・・(号泣)

 かような状態なので電話番号や会員番号など、申し込みに必要な情報は全て手帳に書き写しました。21世紀にグレアム・ベルの世界です(涙)


 あ、携帯にも移しておかないと^_^;


 丁度明日からココログの53時間メンテですしね(メンテ中は閲覧しかできないのです)。どうか全て無事に終わってくれますように。そしてチケット代金払えますように。

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