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2007年5月 8日 (火)

かもめ食堂 (映画)

 これも面白かったです。
 日本人女性サチエはヘルシンキに食堂を開いたばかり。そこへ漂うようにフィンランドへやって来たミドリとマサコが、ひょんな事から一緒に店を手伝うことになる。
サチエは冒頭から「かもめ食堂」に居て、開店に到る説明はなく、ガッチャマンの主題歌がきっかけで知りあったミドリが、どうしてアカデミア書店の二階喫茶室で「ムーミン谷の夏まつり」を読んでいたのかの説明もない。ただヘルシンキ。そしてそこに「かもめ食堂」。

 映画はサチエが市場に行き、掃除して、コーヒーをいれ、パンを焼いたりお料理を作ったり、が淡々と続くのですが、降り注ぐ陽光が本当に柔らかくて、手際よく作られる食材の色合いがその中でみずみずしく輝いて、観ているだけで幸せな気分になります。
起こる出来事も、そう大した事件はなく、ただ少しずつお客が増えて、みんなが美味しそうに食事をするだけなんだけど、これも観ているとほんわか気分。

 もたいまさこ演じるマサコ。この地味な感じの女性は、お店に現れたとき荷物が行方不明になって途方に暮れている訳ですが、そのままで居るわけにも行かず、買った洋服が行方不明の洋服には絶対なかったであろう、サイケデリック(古っ!)なデザイン。店で倒れた女性客をなれた様子で介抱して彼女の過去を窺わせたり。森に入ってきのこを無くしたり、またそのきのこを見つけたりと、主要登場人物の中で唯一変化を見せるので、もたいまさこの名演技もあってとても印象に残ります。こんな人になれたら良いなとさえ思ってしまいました、私。
それに引き替え、サチエとミドリは説明も殆ど無いせいか、役柄に変化はないのですが、この変化の無さがたまりません。無理に成長させないというのも、この映画のゆったりした気分の一因かも知れませんね。

 この映画での説明の排除や、登場人物の変化がないのは、人となりを推測し(あるいは自ら説明し)、理解し(つまりは理解され)、日々起こる状況の中で学んで進歩して、成長するのを少し休んでみませんか?たまにはいいじゃない。せめて「かもめ食堂」の中では。そういう理由からではないでしょうか。
観ていて心がほわんとなって、気持ちよかったですぅぅぅぅぅ(;_;)

 最後に、ふらりと店に現れ、サチエに美味しいコーヒーの淹れ方を教えてくれる人物。どうも見たことのある顔だと思ったら、アキ・カウリスマキ監督の作品に出ている人でした。「過去のない男」や「浮き雲」に出ているマルク・ペルトラという俳優さんです。

「かもめ食堂」公式サイト。
 Wikipedia「かもめ食堂」

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

パスコのコマーシャルで(パロディーなのかな?)見ました。雰囲気は分かります。
シールを集めてリサガスのお買い物バッグをもらいました。

うおぉ、見られました!(ぽんずちゃんの日記が)
なんか、見られる時と見られない時とあるみたい。特に弄ったわけではないので、原因は不明ですが⋯

「かもめ食堂」面白そうですね、ぽんずちゃんはDVDで見たの?

はるぴょん様

 そうです、あのコマーシャル!
あれに出てくるのが、かもめ食堂のキッチン部分なんです。
映画のメンバーで撮影したCMみたいです。

>シールを集めてリサガスのお買い物バッグをもらいました。
 おおっ。今サイト見てきました。リサガスのほわんとした雰囲気に合った素敵なバッグですね。
私もきちんとシール集めれば良かったです(;_;)


もんちゃ様
 いらっしゃいませ♪
>原因は不明ですが⋯
 私が原因かも。前にサイドバーおかしな具合にした事あるし^_^;
読めなかったら、無理しないでね。忙しいだろうし。

 「かもめ食堂」はwowowで観ました。それで本も読んだの。
好みとしては本の方が面白かったかな。
でももたいまさこは凄かったよ。店のお客と蒸留酒酌み交わすシーンの迫力なんて、お腹抱えて笑ったです(^^)

本文を読んだけで映像やリンクを見ないでの感想は、小人数の舞台なのかな?ということ。ただ映像の表現が無いと説得力に欠けるかも

JohnClark 様

 登場人物は少ないと思います。偵察隊とかリーザおばさんとか出ては来ますけど。

>ただ映像の表現が無いと説得力に欠けるかも

 ぎくっ(~_~;)これは痛いところをつかれたかも。
映像を言葉で表すって、私考えてもいなかったですフキフキ "A^^;
どー書きゃいいんだ?

>ただ映像の表現が無いと説得力に欠けるかも

いえいえ、私の表現が悪いですね。登場人物の少なさが、感じ取れましたので、「小人数でも、表現可能な「お芝居、舞台」。映画館での「映画」ではなく、「劇場」での、「舞台」「お芝居」でも表現可能な、設定のストーリかな、と、想像しました。ただ、その場合には、「フィンランド」であることを、劇場の「ステージ」の上で表現が出来ないと、映画のような説得力に欠けると、思いました。

JohnClark 様

 JohnClark さんの表現の問題ではございません^_^;
本や映画のレビューが上手く書けなくて、何処をなおしたら良いのかも判らずにいた丁度その時!だったものですから、これは映画の事だなと思いつつ、自分の好きな方向へ無理矢理読んだ次第ですフキフキ "A^^;
仰る通り、フィンランドオールロケ映像が売りって感じです。
だから小林聡美と片桐はいりはちょっと可哀想です。普通にいるだけなので難しいと思います。そしてもたいまさこだけが異彩を放ってます(笑)。

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