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2007年5月21日 (月)

納得いかないお姫様

 子供時代に読んだ童話の中に、ベッドに豆をおいて、その上に二十枚の布団に二十枚の羽布団を積み重ねたにもかかわらず、おまめのゴロゴロが気になって一睡も出来なかった、という話がありまして、そのあまりのインパクトの強さに今でも時々思い出すのです。特に、調子が悪くて横になっていたりすると(笑)。

 このお話はアンデルセンの「本当のお姫様」という話で(「エンドウ豆の上のお姫様」とも言うらしい)、粗筋は、本当のお姫様と結婚したいと望んでいた王子の元にある夜、「私が本当のお姫様です」と名乗る少女がやって来ました。その少女を泊めるのに王妃様が用意したのが、上に書いた豆の上に布団を積み重ねたベッドなのですが、娘は翌朝「ベッドがごろごろしていて眠れなかった」と言い、彼女こそ本当のお姫様だ!と言うことになり、王子と娘は結婚し、末永く幸せにくらしたという、私には結構訳の分からない話だったのです(全文掲載サイトがありました。リンクです。)。

 そもそもこの人が「本当のお姫様」ってことは、他のお姫様はお城に住んでても、むしろの上で寝ていたのかって事から始まって、本当のお姫様が嵐の夜にたった一人でやって来るこの不自然さは何?親はどうしたのよとか。布団四十枚も重ねたのに豆の一粒で眠れないような姫君が、どうやって嵐の中歩いてくるの、足の裏だけ別人格? 
などなど、思い出しただけでこれだけのツッコミを入れてしまうのですね。
そして新たに思い出したんですが、せっかく泊めてもらったのに寝心地悪かったなんて言うのは、とっても良くない事じゃないの?と、おこちゃまで純朴だった当時の私は強くそう思ったわけです。今なら間違ってもそんなこと考えませんが。

 それで、このお話、四十枚の布団というインパクトの強さ、奇抜さ面白さ以外にどう理解すればいいのか、数十年経った今頃、ネットで調べてみました。
あっさり判ったその答えは、「デリケートで繊細な女性を王子は求めてた」なんだって(爆)。
最初冗談かと思ったのですが、繊細なお姫様のモチーフです、とか言ってアクセサリー販売サイトにこの話が出ていたので、定義として流通はしているようです(この話を読んで、お客はアクセサリ買うの躊躇しないんでしょうか・・・^_^;)。

 でも誇張があるとはいえ王子の理想が、性格と言うより体質(でしょう)由来なので、こんな理由で結婚して、この二人これからどうなってしまうんだろうと心配になりさらに調べたところ、私と同じ疑問を持った人がいたことも発見。そしてそこから、私と同じ様な事を考えた人も発見。やっぱりこの二人の行く末は心配ですよね。

 とうろうろ調べていたところ、究極のサイトを発見しました。
Britsh Council(リンク)  the princess and the pea(リンク

 この話にこんな質問を出しているのです。

 この物語の教訓の中で、最も適していると思うのはどれですか。またその理由を述べて下さい。
1 人は見かけによらない。You can't judge a book by its cover
2 七転び八起き。If at first you don't succeed, try, try again.
3 美貌も皮一重。Beauty is only skin deep.

 さりげなく核心部分から逸らしている気もする設問です。

 さて解答です。
Eric Ramirez Rodriguezくんの書いた現代版「本当のお姫様」
 整形手術をした女性とそうでない女性を見分ける為に、エンドウ豆の上にお布団四十枚を重ねたのです。(全身整形って、おばさんは完全圧倒^_^;)
Navaho くん
 他のお姫様も同じくらいデリケートだったけれど、王子様が、チャンスを与えなかったので判らなかっただけだと思います。(そうか!そうだったのか!他のお姫様が粗末な布団に寝ていた訳ではないんだ!)

 と、目から鱗になりながら、大人は布団四十枚でも寝られないのは繊細の証という筋運びに面食らって、少しも先に進めないけれど、柔軟な子供の心はそれをあっさり飛び越えてしまうのだ。という事実にしみじみ感心してしまったのでした。

 考えてみれば、嵐の中一人で歩いたり、四十枚ものお布団をよじ登って寝たりという姫の結婚相手は、処々方々を探し回った挙げ句、最終的にはエンドウ豆で相手を選んだひらめき婚の王子なのですから、案外健康的なカップルかもしれません。この話の最後に「そのエンドウ豆をキャビネットに飾っておいた」と書かれたバージョンもあって、それだとこのお豆はスポーツ大会のトロフィーの位置づけですよね。

 そう考えると、この話って異様に明るくて健康的ですよね。「本当は明るすぎるアンデルセン童話」、なんか、私間違ってます?フキフキ "A^^;

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コメント

ぽんずさん、こんにちは~。
面白い考察ですね(^^)

私もこの話は(詳細は忘れたのに)「布団の下の豆が気になって眠れない」ってところだけはすご~く印象に残っています。
若い頃はちょっとでも違和感があると気になって眠れないことが時々あって(もちろん40枚も布団敷けるようなリッチな暮らしはしてませんでしたが(笑))そんなときにこの話をよく思い出していました。

そんな私も最近は布団の下に文庫本があってもグースカ眠れるようになりました(笑)
オトナになるってことは(いい意味でも悪い意味でも)そういう鈍感さを獲得していくってことなのかもしれませんね。

繊細だった姫様も今頃は嵐の中でも眠れる逞しい「おっかさん」になっているに違いありません(笑)

tako様

 takoさん、いらっしゃいませ♪(^.^)

>若い頃はちょっとでも違和感があると気になって
 そう言われると、ほんと、その通りですよね。若い時特有の敏感さって、確かにありますし、全く悪くないですよね。
takoさんの説明だともっともだと思うのに、最初どうしてそう思えなかったのかしらん。説明を読んだ時王子が、何故かとってもアブナイ人の様に思えてしまったんですよ、実は(^^ゞ

>繊細だった姫様も今頃は嵐の中でも眠れる
>逞しい「おっかさん」になっているに違いありません(笑)
 大いにあり得ますね。鈍感になるのだって、人間的成長のうちですもの。
これで40枚の布団に毎夜棒高跳びで飛び乗る姫のイメージにようやく終止符を打てます。実は頭から離れなくて困ってたんです(笑)。

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