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2007年10月26日 (金)

食の安全なんてそもそも存在していたのか

 ミートホープやその前の雪印、不二家の一連の不祥事(大好物の赤福も入りますが)で「食の安心、安全神話が崩れた」と報道されているのを読むと、気分が悪くなるのです。安全なんて元々無いじゃないと思っているもので。

 例えば保健所の立入検査はいつも事前に通告してからするのです。だからミートホープも赤福も何十年も偽装ができたわけで、それが証拠にミートホープでは

道や苫小牧保健所はミート社に昨年だけでも四回立ち入り調査に入ったものの、会社に事前に通告するなどの失態で不正を見抜けなかった。

25日付けの(北海道新聞トップページ)北海道新聞社説「ミートホープ 行政も業界も甘過ぎた」(立入検査についてもそうですが、根本的な仕組みについてきちんと指摘してあります。こう言う社説ばかりだったらいいのに)
ここには失態と書かれていますが、保健所は通常通告してから検査をする様です。何故抜き打ち検査をしないかについては、「担当者が不在だと説明を受けられないから」という理由で通告してからの検査がずっと続いています。
米国と英国は抜き打ちで検査する見たいですし、抜き打ちで検査している国はままあるようです(済みません、ここちょっと未確認です)が、日本ではそれがとても大変なことの様です。

 赤福の偽装はお腹を壊すか壊さないかという範囲内の問題に見えますが(「雪印」では赤ちゃんが入院したのですから、これも重大ではあるのですが)、このミートホープの製品は何が入っていたか判らないことが恐ろしい訳です。カビの生えた肉が混ざっていないとは断言できないわけで、無害なカビは多いけれど強い発ガン性を持つカビもこの世にはあるし、消毒したお肉も混ぜたわけだから、これから数十年経って癌になる人がでる可能性が絶対無いとは言えない。もっとも癌になった人がその原因がミートホープの製品だったと立証することは不可能でしょうから、行政が訴えられる心配はないでしょうが、医療費は当然増えるでしょう。

 またミートホープが安く納入したために、他の真面目な業者が不正をせざるを得なくなったかもしれないし、不正をせずに倒産に到った可能性もあるわけです。危険な食品を世にばらまいただけでなく、真面目な業者を駆逐してしまったかも。この事件が及ぼした影響は深くて広いんです。

 赤福だって抜き打ち検査が行われていたらよもやあんなことはしなかったでしょう。通告して検査した結果、400人以上の従業員がいる会社の営業停止と計り知れないイメージダウン、そして私のような赤福難民が生まれてしまったのです。

 今回の事件で厚労省は安全基準を見直すかもしれませんが、それが有効かというと実はこれも問題で、例えば水道水。
 水質基準に関する省令(平成十五年五月三十日厚生労働省令第百一号)(大腸菌に関しては昔からです)で大腸菌は検出されてはならないとなっている為に、消毒用塩素の使用量が多かったりする。フランスなどは少量ならば検出されてもいいそうだし元々大腸菌自体は無害な訳なので、その為に塩素を余計に体に入れたり、消毒薬で傷ついた大腸菌が変異してO157になることを考えれば、厳しい基準=安全とは言えないでしょう。

 それで話は冒頭に戻る訳ですが、安全が崩れたと考えるのは止めた方が良いし、日本の食品は安全だ!と根拠無く思うのも止めようよ、と思ってしまうのです。
安全な食品を食べたいのなら(私は食べたいですが)、全く何もない所から安全と言える仕組みを作る位の覚悟で望まないと、また同じ事の繰り返しになるだけだと。

 以下に国会の質疑を2つリンクしますが、輸入食品の検疫官と保健所の職員がとても足りないとされています。何年か前の質疑で既にでています。どちらも専門職ですから予算を付ければすぐ達成というものではないと昔新聞に出ていました。その記事はかなり前に読んだものです。その後劇的な改善がなされたという話は聞かないので・・・根は深いな(涙)。

 第156国会衆議院内閣委員会厚生労働委員会農林水産委員会合同審査会 069谷博之(添加物の話ですが)

事実、そういう立入検査をした都道府県の保健所等などの話を聞いておりますと、いわゆる基準に従った検査をするには現在の職員の数ではとても足らない、十倍ぐらいの職員の数がないと十分な検査ができませんと。

第156国会参議院内閣委員会厚生労働委員会農林水産委員会合同審査会 岩佐恵美(検疫官の話です)

  輸入食品を検査する検疫所の食品衛生検査員は本年度十五名増員いたしました。ようやく二百八十三名となったわけですけれども、これでは国自らが実施するいわゆる行政検査率、これ二二・八%という現状を大幅に改善することはできません。行政検査率を上げるためには、全国のセンターや全国の検疫所の機械機器の整備はもとより、人員を増やすなど体制を強化すべきだと思います。

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コメント

「赤福」は冷凍だけの問題だったら、何ということはなかったのに、残念だったと思います。
「ミートホープ」は、安い食品には何か訳があるということですよね。
どちらも、働くことができなくなる社員の方々は気の毒です。経営者は従業員がいるということについてよく考え、責任を持つべきだと思います。
私が子どもを産んだ時、両親は森永のミルクは何となく嫌だと言っていました。なぜかというと「森永ヒ素ミルク事件」が私が生まれる数年前にがあり、生まれた時代はボイコット運動があったそうです。何年経ってもイメージを完全に拭い去ることができないということのようです。

保健所の検査が抜き打ちでないとは、驚きです。
それでは、検査をする意味がありません。
毎回ではないにしても、抜き打ち検査は必要です。

はるぴょん様

 家の親も森永製品は避けてました。同じ理由で。中坊公平が和解にこぎ着けてからやっとおおっぴらに食べられる様になりました。
企業の社会的責任って、日本ではとても軽く扱われているんだと思い知りました。個人は自己責任できりきりと責め立てられるのに。
赤福は少しずつ大胆になったようです。これ以上崩れない前に発覚したのは良かったのかも。

 うちの前知事ヤスヲが、飲食店に検査にいったらそこでお昼をゴチにならないようにという通達を保健所に出したことがあるんです。慣例だったそうです。これでは交流が図れないと不満を口にした県議がいたと、別の県議のブログにあったんですが、その記事どうしても見つけられなくて記事には書きませんでした。
 慣例だから職員も自分から辞退しにくいでしょう。そうやって職員の良心を取り込んでいくやり方は残酷です。最も過労死や突然の解雇が当たり前になってしまった今は、そんな事言ってる場合ではないのですが。

長野市の食品会社に勤務してました。そこでは高野豆腐と油揚げと味付けいなり(うどん用味付け油揚げを含む)この会社では返品された高野豆腐をバラシ再包装して出荷して販売してました!また油揚げの一部を中国で生産して輸入して加工もしています。勿論危険性は高いです。役員や役者は無能ですから、因み国内の工場は不衛生で蛆は湧き虫は飛んでいますので、ライン上に殺虫剤を噴霧しています!噴霧後は洗浄していないで生産しています!中国だけで無く国内でもこの会社の様に危険性も有ります!保証と言う事から、一流企業の食品をお勧めします!小企業は問題後倒産しています!
みすずコーポレーション!

はじめまして。

 沢山のコメント大変ですね。
私小学生の時長野市に住んでいて、あそこへ工場見学に行ったような気がします(大汗)。

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