忘却の彼方から
前記事で結願寺である大窪寺の記念写真は何処へ行ってしまったのだろうと不思議に思っていたところ、撮影していなかった事を閃くように思い出したのでありました。
それでは何故撮影しなかったのか。大窪寺でのお参りが済んだ後、土砂降りの雨が降り出して撮影できなくなってしまったからなのでした。つまり元々写真はなかったのである!だから探すのを先延ばしした私は大正解。と喜んだのもつかの間、その光景から更に色々な記憶が呼び覚まされてしまったのでありました。
寺に到着した時は曇ってはいたけれど降ってはいなかった。しかし私が納め札を忘れてバスまで取りに戻ったため大幅にお参りが遅れ、大師堂あたりから本降り、写真はナシ。
そして、その帰途、大窪寺に後から来た四国外観光バスに先を走られてしまい、これがまた慣れぬ山道と土砂降りの中の超のろのろ運転で、遅れに更に拍車を掛けたのでありました。何故遅れてはいけないのか。実は我々はその晩洲本まで行く予定だったので一番霊山寺(りょうざんじ)へのお礼参りはにその日のうちにしなければならなかったのであります。そして本堂は午後5時で閉まってしまう。刻々と迫る時間。早くっ、早くしてーっ。
心の中で叫び続ける事数時間。到着したのは5時数分過ぎ。それでも閉まっている扉。私を連れてってくれた巡礼者一行は、真っ暗闇の土砂降りの雨の中、工事の為にたまたまあったテントの下でお参りをしたのでありました。
忘却の彼方から5年の時を経て浮かんできたものは、最後の最後(高野山はありますけど)での、100パーセント我が責任の、「大」はた迷惑。思い出すんじゃなかった・・・(大汗)
補足
一応閉まってててもお参りに変わりないことではあるのですが、2年掛かりで巡ってこれではねえ。工事用テントは買い物袋の中に入っていたのかも。これがなかったらずぶぬれでしたから。
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コメント
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自分の気持ちの中で「コレでよし」と区切りをつける事が大切なんでしょうね。
Sさんのおばさんの買い物袋がリアルで、懐かしい気持ちになります。
人に分けてあげる為に、何でも準備している人・・・最近はあまり見かけなくなりましたね。
投稿: 櫻 | 2008年8月21日 (木) 19:20
櫻様
あ、そういうことなんだと櫻さんに言われて初めて気が付きました、区切りなんですね。
>>Sさんのおばさんの買い物袋がリアルで
夢から冷めてもありありとリアルでした(笑)。Sさんが生きている時は少しは自分の事も考えれば良いのにと気を揉んだりもしましたが、今思うと損得なんてむしろ小さい事だったのかもとも思えます。
それからも一つ今気が付いたのですが、あの袋は買い物袋ではなくて、手提げ袋だったかも。
日本語がぁ、日本に住んでいるのに日本語が思い出せないーーー(号泣)
投稿: ぽんず | 2008年8月21日 (木) 22:21