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2008年9月28日 (日)

ナカヤマヤメタ

 中山国交相が更迭された。彼の開き直りとも取れる「日教組はガン」発言だけど、これを聞いたとき、この人は最初の失言で辞任を迫られ腹立ち紛れに自爆したんだろうなと思った。
進退を問われて「今夜妻と相談してみる」と答えてしまうと、これで辞任しないと妻の良識まで問われかねないわけで、さすがに覚悟の上の発言なのだろうと思った。そして持論でも最初の発言をしなければ良かったのに、バカね、とも思った。

 でも根はもっと深かったみたい。発表直後から最大派閥町村派冷遇が言われていたけれど、この記事によれば相当遺恨を残したらしい。

毎日新聞『麻生内閣:発足(その1) お友達・文教族重用 派閥無視に不満も』

 24日午後、衆院議員会館の自室にいた中山成彬同派事務総長の携帯電話が鳴った。「おたく(町村派)が推薦した坂本剛二さん、宮路和明さんの入閣は難しい」。首相自らの「戦力外」通告だった。代わりに塩谷立前官房副長官が「一本釣り」され初入閣した。

 中山氏には当初、行革担当相を提示。重要閣僚を期待した中山氏は、首相周辺に固辞を伝達。国土交通相に替わって受け入れたが、同派幹部は「88人の派閥から入閣がたった2人か。あれだけ総裁選で支援したのに」と怒りをむき出しにした。

 官僚を勤め上げてきた人って、どうもヒエラルキーとかパターナリティーが大好きで、それを無視されると激怒するタイプが多々存在する様に思う。卑近な例で恐縮だけどうちの現知事、「頑張りさえすれば省庁に入れて国の中枢に携われる日本という国は良い国」というのが持論だとネットで読んだ事がある。今探しても見つからないのが口惜しいのだけれど、つまり東大を出れば官庁のトップというヒエラルキーの頂点になり民を動かすというニュアンスであって、そのヒエラルキーの意義には毛ほどの疑問も抱いていない風だった。代議士から知事になったこの人物を目の当たりに見ると、この伝聞は信憑性がありすぎると妙に納得したのである。

 それで中山前大臣がこれと似た思考の持ち主だと考えると、今回の一連の発言はよく判るような気がする。
中山前大臣にとって自民党内で(というか日本国内で)のヒエラルキーのトップは最大派閥町村派なのだと思う。しかるに弱小派閥の麻生如きが礼を尽くさなかったのは、全くけしからん話(仁知事の口癖)。そこで誰が上なのかはっきり教えてやろうと持論を展開したのが最初の失言。特に「教育が悪い」は真のドン、森元首相と同じ思想なので、高上がり麻生を牽制すると同時に森親分へのエールというかごますり発言でもあった訳で、それが辞任問題に発展して更に怒り狂ってしまったのが日教組がん発言。弱小派閥の身の上で、官僚コースを勤め上げ最大派閥の重要ポストにいる自分に大した地位も与えもせず、言葉尻を捉えて辞任を迫る麻生総理と、上からの命令を聞かない、もしくは自分たちの意図に反して動く日教組とが、心の何処かでオーバーラップしたのかもしれない。こう考えるとあながち脈絡のない行動でもなかったと思う。

 確かに思考はできたらしい。でもそれ以外に困る事がある。

 それはつまり結局派閥の中しかみていないということ。

そして選挙で派閥を選んでいるわけではないということ。上の記事に出ていた幹部の「むき出しにした怒り」とは、総理大臣だっていう事聞いてしかるべきと言っているに等しい態度だと思う。勝手に総理大臣より上のポストを作られても困る。
それに今のこの緊迫した社会情勢の中で、真に偉いのは誰だ的発想を優先させられてどうするつもりと心底思う。そんな事をしている場合ではないだろうに。
結局派閥の中だけというより自分たちのことだけしか見えてない気がする、というかそれがこのの人たちの全世界なんだろうか。
そう言えば総裁選の時、小池百合子が言ったのは「これは自民党ではなく、日本の一大事なんです」。彼女は日本で止まってくれたのでマシというべきか。

 私は政治に詳しくないが、この人たちがこんなに内向きなのは、この階層というかヒエラルキーを上り詰める事が政治生命の全てを決めてきたからではなかろうかと素人考えで思う。特に政権交代などという概念がなかった場合、大事なのは選挙ではなく政策でもなく、党内での位置と考える人がいたとしてもおかしくない。

今回の事は与党内からも批判が出ているので政治家としても特殊な例だと思うし、悪者を仕立て上げてすべてそのせいにし、世論の目を逸らすというのは良くある手ではある(「悪の枢軸」とか)。
でも、それでも今、自民党の行方も危ぶまれているこの時にこんな人が大臣になってしまった事を考えると、それしか見えない状態が既に危機的なものになっている気がする。


 と、偉そうに書きましたが、読み返すと偉そう過ぎて恥ずかしいです。最初ユーモアを交えて書こうとして失敗し、ユーモア部分を切ったらぶっきらぼうが断定的に感じられて、大変なメタ目線になってしまって(涙)。
直せば直すほどドツボです。出来れば忘れて下さいませ。

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