カフェ鍛錬2 ちょっとダークです(汗)
本日、家族Aの付き添いで某大学病院へ行って参りました。新装オープンから既に4回目の通院だったため、さすがに慣れた筈なのですが、慣れても疲れるのが病院という場所。診察が終わり会計まで来たのがお昼過ぎ。気力体力限界で、他の選択肢など無く、我々は五階のオサレなカフェに遭難者の如くたどり着いたのでありました。
前回よりは多少余裕を持ってテーブルに着いてみれば、テラスの向こうに広がる眺めは素晴らしく、店内もシックで落ち着いた感じ。BGMも煩くない、本当にほっと出来る空間だったのでありました。
そんな、やっとオアシスにたどり着いた様に放心していた我々の耳に、幽かに、幽かに聞こえて来たのでありました。隣のテーブルから女の人のすすり泣く声が・・・。
ガラスで仕切られた、テラス横、空豆みたいなフォルムの白いテーブルに、シンプルなオレンジの椅子に掛け、白いおっしゃれーなお皿を前にして、聞こえてくるのは押し殺した嗚咽。21世紀ってここまでシュール?
と、最初は固まってしまった私ですが、よく考えると、私がほっとしたのと同じように、隣の人もほっとしたのでしょう。そしてここで泣かなかったら他にどこで泣けるのか?という事もあります。
声の主が患者本人であれ、家族であれ、病気に関しては一人暮らしでない限り間違っても家では泣けないものです。ましてや外で泣くことなど、世間様が許してくれないような気がします。
前回、お洒落なカフェなんて、患者には猫に小判で悔しいよぉと泣き言を言った私ですが、前言撤回です。ほっとして弱みを見せられる場所は、とても大事なのです。そして、何が聞こえても、普通にお食事していた周りの患者さん達は偉いのです。
これも場所のなせる技でしょうか。普通のカフェだったら、こんな風にさりげなくほっといてはもらえなかったでしょうから。
でも考えてみると変な話ですよね。生きていくという事は、泣く事も怒る事も含むのに、この二つは蛇蝎の如く忌み嫌われるか、出来る限り早く取り除こうとされてしまう。綺麗なものばかりでは生きていけない時が、正直あると思うのです。少なくとも周りの患者さんはそれを知っていたわけです。
見晴らしのよいオサレなカフェは、ある意味マッチョさを求められる・・・
そして私は、明日自分のMRIに行って、泣いてきます(T.T)
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