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2010年1月31日 (日)

脱げない女

 それは私がうら若き20代だった頃。人並みにお見合いをすることになったのでありました。
ご挨拶も済み、相手の方とそれではお食事など、と、とある和食のお店に入ったまでは良かったのですが、店内はどどーんとお座敷席ばかり。
ワタクシ、その日の楚々とした出で立ちの陰で、足の裏に「はるオンパックスくつ下用」を山のように貼り付けていたのでありました。だから他人様の前で靴を脱げる状態ではなかったのでございます。
窮した私は何処かに椅子席はないかとあたりをキョロキョロ。するとお店の片隅にわずかばかりのカウンター席を発見。
「ここです。ここに致しましょう」とささっと掛けより椅子にしがみつき、立派なお店のせっまーーい片隅で縮こまってお食事したのでありました。靴を脱がずに済んだ喜びに顔を輝かせながら。幸か不幸か理の当然か、その方とはご縁がありませんでしたが。

 それから十年程後のこと。大変目上の方お身内のご葬儀でのこと。
熟慮の末、ご焼香だけなので靴を脱ぐことはあるまいと、例のくつ下用の他に念には念を入れて靴の中にまで色々仕込み、万全の体制でお寺に赴いたところ、どうしたものかお寺の立派な玄関に招き入れられ、案内の女性から「どうぞお上がり下さい」と言われてしまったときのショックと恐怖。
目の前には立派な絨毯。
その向こうには居並ぶ人々。
逃げられるものなら逃げてしまいたい・・・。

 私が脱いで揃えた靴を見た女性が、一瞬息をのんだあの顔。今でも忘れる事は出来ません。黒パンブスの中にホカロンミニがあふれかえっていれば、そりゃ驚きもするでしょうよ(入れようによっては問題なく歩けます)。
更に私は足の裏にカイロを貼り付けたまま、大勢の会葬者に背中を向け、喪主にお悔やみを述べなくてはならなかったのです。黒いストッキングに白々と映える使い捨てカイロ!後ろの人達が吹き出さなくて本当に幸いでした。

 人生がこんなに油断のならないものだったなんて・・・。嗚呼(T_T)


 ちょっとドタバタしております。皆様のブログへお邪魔できないことがとても残念ですm(_ _)m

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