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2010年6月28日 (月)

老人医療費削減について色々と(社会ネタ)

 書いてしまいます。発端は匿名ダイアリ(アノニマスダイアリ通称増田)のこの記事↓

「老人が感じている恐怖は社会保障費をいくら上げても解決しない」
http://anond.hatelabo.jp/20100627204354

そのネタばらしダイアリー(内容が変わっちゃったけど)
http://anond.hatelabo.jp/20100628181029

 書いた増田はこの問題についてもっと掘り下げて欲しかった由なので、それを信じて(この際騙されてもいいわ。これに乗じて色々書けるし)私が知ってる事だけを、ちょっとだけあげてみる。yellowbellさんのエントリの方が多分ずっとまともでしょうから、それが出たらこっちは無視してね。

 最初のエントリについて、間違ってる(それが案外世間に流布されてる)ところを訂正しつつ、二三補足してみます。

>>病院や老人ホームに入った老人はまさに負け犬のような余生を強いられることが分かった。
 病院もホームも現場は一生懸命やってくれてるところは多いのが私の経験上からの意見。でも端で見ても人手不足はありあり。それとやる気のない老人病院も実はあった。


>>高齢者医療制度等のおかげでそもそも医療費は9割が国負担だ。

 後期高齢者医療制度に限って言えば公費負担が5割、他の保険からの保険料が4割、被保険者の負担額が1割。この「他の保険から」の為企業の保険組合が大幅値上げを余儀なくされ、西濃など大企業の健康組合が解散してしまったのは記憶に新しい。若年層の負担軽減という導入のかけ声とは正反対の展開だったわけ。

>>「暇つぶし感覚で」「国民の税金をじゃぶじゃぶ使って」「何の罪悪感もなく」「頻繁に」医療制度を使用する。

 これが老人医療費を押し上げる主原因かは数字がでていないのでわからないと思う。只目に付くからそう思われるだけで根拠となる数字を私はみたことない。
待合室を素通りして、誰の目にも留まらず救急車から病棟へ直行する患者の方が医療費高いかもしれない。
また暇もてあまして病院に来るのなら、無駄な医療費を使わないように啓蒙するのが先じゃないだろうか。無駄に病院行くから医療費削る(後期高齢者の導入目的はこれだった)とか乱暴すぎるわ。

 そもそも医者に行かせなければ医療費が減るというのが都市伝説。老人医療費を無料にしても医療費は全国よりずっと少ない原村(その他沢山の自治体)とか(リンク)、財政健全化に積極的に取り組む小規模自治体にはその方が安上がりという理由で老人福祉(福祉全般)に手厚いところが多い。

何故安く済むかといえば、早めに医者に行くので重症化しないため医療費が安く済むからといわれてる。反対に人口辺りの病院数が少ない北海道は医療費が高い。気軽にいけずに重症化してしまうため。これらは各自治体が公表しているデータからよく分かる。でも政府が医療費増を口にする時は、医者に行きすぎるからというのよね。

 あと長野県の例で言えば、松本市なんか老人向け無料健康プログラムが実に充実している。老人は週に何回かわずかな会費で色々なプログラムに参加し、健康知識も増えるし、なにより出歩くので、筋力が衰えて骨折から寝たきりになる危険性が減る。でもこの取り組みも危機に瀕していて、合併を機にこの手の予算を減らす自治体が長野県でも出始めている。

 そして老人医療費が政府(自民党時代だけど)の言うとおり増えるかについては、資料を握っている国がそれをなかなか公開しないため、あっているのか恣意的な数字なのかわからないのが現状。社会保障費一兆円増の実態がこれ。確かに老人人口は増えるのだから減りはしないだろうけれど、抑える手立ては保障費削減以外にも色々あって現に効果を上げているのだからそれを試すのが先だと思う。

 それと老人医療は私たちにも無関係ではないということ。寝たきりのお姑さんを十数年自宅で介護していたご近所の奥さんはある時「こんなだったから、子供達には何もしてやれなかった」と家の母に話したそう。なかなかよい子達だけど、親が教育熱心な家庭の子に比べたら、良い学校に合格は出来なかったかもしれない。

 病院に年寄りが近づけなかったら、その老人は各家庭で面倒をみなければならないということ。つまり政府にはらった税金から医療費として使うか、各自が親の病状に合わせて身銭を切るかだけの違いだと思う。自分の親がぽっくり死ねばいいけれど、そうならなかったら地獄でしかない。それを地獄にしないのが「社会保障」のそもそもの意義なんじゃない?

 結局何を言いたいかというと、議論を積み上げる土台になる根拠や数字が結構いい加減なのに、それが絶対視されて議論が進んでしまっているということ。例えば後期高齢者医療制度は上に書いたのでわかって頂けると思うけど医療費を抑制できた実例の正反対をやっている。なのに「後期高齢者医療制度に反対するのは日本の高齢化に対して無責任だ」という声は経済界を中心に結構多い。実態を知らないだけなのだろうけれど、経済界の重鎮だったりすると影響力が大きいので困る。
でも思い込みを土台に対策を立てても、効果など全く期待できないと思う。社会保障から無縁でいられる人はそんなにいないのだから、慎重にやらないと。
今回の増田のお父さんの独断と偏見は、お父さんだけでなく、多くの人が持っているものだと思う。そういう意味で今回普通の人が持っているであろう独断と偏見に光を当てた増田のエントリを私は評価してます。

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コメント

ぽっくりと後を濁したおもうさんとおたあさん…。
片付かないまま100日が過ぎました。
貰っていない年金と払い過ぎた保険料…
えびこちーの口座に振り込まれておりました。

思えばおもうさんもおたあさんも
私の世話になる間もなく潔く逝ってしまって
介護と言う面に関しては後を濁してないのです。
葬送も一度で済みましたし…
頭が下がる思いでいっぱいです。

国民不在の国政だもの、期待出来ないわ。
けっ。

えびこちー様

 うちは6月7日が百ヶ日でした。16日違いでしたからそろそろかなと思っておりました。
百ヶ日が過ぎても区切りはつきませんね。いつ区切りをつけられるのか・・・。

>>私の世話になる間もなく潔く逝ってしまって 
それも故人のご人徳でしょう。突然の事でしたから大変な部分もあったでしょうが。

>>国民不在の国政だもの、期待出来ないわ。
けっ。
 あ、わたしも混ぜて。けって言うのに(笑)
国対で話を決めるようになってからでしょうかねえ、国民不在。

 えびこちーさん、体調がお悪かったとか。お気をつけ下さいね。私もこう蒸すと溶けそうで。あぶら身が(笑)

脂身…溶けてくれないかしら…coldsweats02
暑くて猫も行き倒れる我が家。

wobbly党なる意味不明の集団が
政見放送をしておりましたが…
お姫に「バカ?」と突っ込まれておりましたです。
選挙権も持たない女子高生に
「バカ」呼ばわりされてしまう政党が
存在してるのでございますねぇcatface
「子育て」を強調してるようでございますが、
その辺が女子高生の神経を逆撫でしてるようです。
女子高生のご意見としては
「生活に役立つ教育を徹底」しないと
現在の教育理念では遠からず
この国は滅び去ってしまうに違いないとのコト…
「小学校ではまず交通法規を徹底」
「中学校までに飲酒と喫煙の悪影響を教育」
「権利を振りかざすなら義務を果たせ」
お姫は熱く語っておりました。
道路もろくに歩けない子供が大人になって
まともな社会が整う訳ない…
酒と煙草で憂さを晴らし健康を害して
自滅するようなバカを撲滅しろ…
権利権利と騒ぐバカほど義務を果たしてない
と言うコトです…coldsweats01
姫はこの政党に対して「けっ」と言ってました。
もはや揚げ足取りを狙う自foot党や
空回りする民snail党などには
『一回死ねば』と言う言葉が飛び出す始末。
箸が転げてもおかしい年頃の腐女子高生に
そんな一言を吐き捨てられてるとは
夢にも思ってないでしょうねぇ…お気の毒catface


姫、人生の迷子になっていて(本人談)
月曜からサボタージュ中。

野球とばく事件の相撲界にも
「関係者の処分を条件に開催するより
名古屋場所は中止して関係者の謹慎がとけてから
改めるべきであろう。」
継ぎ接ぎだらけで開催するのは世間さまに対して
無礼ぢゃないかっgawkimpactと『喝』。

何に対しても腹が立つんですねぇ…。

悩み多きお年頃ってトコですか…happy02

えびこちー様

 今日も暑かったです(汗)

女性党ですか。某化粧品会社の方が立ち上げた党ですよね。どういう主義の政党なのか私よく知らないんですか。
そうですか、政見放送で。見た方がよいのか、避けた方がよいのか・・・(笑)

>>お姫は熱く語っておりました。
 これは、ほんと熱心に考えてらっしゃる。
箸が転んでもおかしい年頃の若者に、憂国の士(茶化しではありません。もちろん)の様に熱く語らせてしまう日本。姫様は頼もしいですが、なんというのか自分たち大人世代の責任も感じてしまいます。

>>人生の迷子になっていて
 若いときの経験はよい糧になりますから。迷子体験、将来の役に立つときも参りましょう。

>>悩み多きお年頃ってトコですか…
 笑うだけではなくそっちも有りですよね、10代って。
ほんと10代は色々あって大変だわ。
私、若返って腰痛やかすみ目とはさよなら出来たらと良く妄想しますが、10代をもう一度やれと言われたら逃げ出します(笑)

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