カタン
本日郊外を(家も郊外なんだけど、それとは別の)走っていると、種用なのでしょうか、畑に西瓜がゴロゴロ転がっている毎年おなじみの風景に出会いました。これを見ると夏も終わりなんだなと思います。西瓜畑の向こうでもう稲刈りしていて、今年の暑さは異常だったのだと、去りゆく夏に感慨深くなっていたところに、突如一ヶ月以上前の出来事が鮮烈に思い出されたのでありました。
カタン
それはお盆直前の朝、田んぼに囲まれた道を運転中、マンホールを踏みつけたタイヤから伝わった軽い衝撃の音でした。
軽い軽いカタン
ただその音がいつもと違ったのは、音に香りがついていたこと。衝撃の直後から車内には甘く涼やかな香りが立ちこめたのでした。
懐かしい、久々の香り。なんの匂いかしら。そう、これはスイカ・・・。
えっ?(汗)
実はその時、私は近所の直売所で、新盆お供え用の野菜・果物を買いこんできた帰り道で、スイカももちろん買ってあったのです。お供えなので丸のままを、万が一急ブレーキを踏んでも安全なように、後部座席、わざわざ床のマットに安置して。だからスイカの匂いは不思議ではないのですが、問題は丸ごとのスイカが何故におうのかという事(汗)
すぐにでもスイカの安否を確認したいのだけれど、もし惨劇が起こっていたのなら衝撃で運転できなくなりそうで、我が家までの200メートル、必死の思いで運転したのでありました。
到着後電光石火で確認をしてみると、私がガッツで手に入れた(実はぶんどり合戦があった)見事なスイカには、くっきり長い亀裂が走っていたのでありました。このスイカが地球だったらフォッサ・マグナ?というか、あんな衝撃で何故割れる(涙)
スイカを買い直すほかないかと一瞬諦めかけたものの、傷口は思ったより大きかった(直径の3分の2)ものの、深くなかったため、なんとかお供えとして使ってしまう事に。応急処置だけして取り敢えず冷蔵庫へ。冷蔵庫にスイカ二つは無理ですし。
新盆当日の朝、お盆に載せたスイカを、まずは亀裂に沿ってラップを絆創膏で止め、痛まないように保冷剤をこれも絆創膏で慎重に貼り付けてからお盆に載せ、傷が見えないように他の野菜でカバー。それらを盆だな横にさりげなく、スイカが見えにくいようにセットしたのでございます。この日だけ、今だけ無事に済めばと願いつつ。
そしてスイカの亀裂は誰にも覚られることはなかった・・・。
と思っているんですけど、大丈夫だったんでしょうか。
今頃かなり不安(~_~;)
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コメント
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ぽんず家は新盆でしたね。
お客さんが多くお忙しかったことでしょう。
実家では割れないようにカボチャとメロンにしました。
母が「ラップと絆創膏」にとても受けていました。ゴメンナサイ。
投稿: はるぴょん | 2010年9月15日 (水) 22:32
はるぴょん様
お盆中は気が張っていたせいか、なんとか過ごせましたが、
先週親戚のお葬式に出た後疲れがどっと出てしまいました。
>>実家では割れないように
皆様用心してらっしゃるんですね。私何も考えてませんでした(汗)
>>母が「ラップと絆創膏」にとても受けていました。ゴメンナサイ。
とんでもない。傷口手当をしていた私も、実は笑いをかみ殺しながら作業していたのですから。スイカに絆創膏は笑えますよ(笑)
投稿: ぽんず | 2010年9月16日 (木) 21:25