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2011年12月26日 (月)

十二月の接心

 キリスト教で降誕祭なら仏教は灌仏会というお話しもあるのですが、仏教にはもう一つ、これも十二月なのですが臘八接心(ろうはつせっしん)というものがあります。
今では禅寺でしか行われない様ですが、十二月一日からお釈迦さんが悟りを開いたと言われる八日の未明まで、宗派・寺院によってかなり違うのですが、ひたすら、ひたすら、坐禅をして過ごします。
私が通っていた禅寺では一般信者山も入行することができたので、私もやりました。といっても八日間通しは一回、後は出来る日だけ数日間入行というのが何回かあるのみ。全く誇れるもののない、ちょっと情けない信者です(汗)

 ある年のこの行が終わった後の事。ふと自分の入行になにか意味があるのかしらんと考えたのです。「これを得た!」というような立派な行はまるでしていないので、私のしている事に意味はあるのかと不安になったわけです。
それでどうしてそう考えたか今では謎なのですが、お寺で行じて、とことこ下山してくることが当座の私の意義ではないかと考えたのです。何か取り立てて語れる成果は一つもないのですが、お寺に行って時を過ごし、また戻って生活する。その生活の中で、例えどんなに小さく、意識できず言葉でも表せないものでも、行で得たものを日々過ごしている日常のなかに誰の邪魔にもならないようにそっと置かせてもらうことができたら、そして置かせてもらったものがその世で根付いていったなら、その時私は初めて行果を得たと言えるのではないかと思ったのです。
お釈迦さんが悟りを開いた後、人々の住む村に戻ってこられたこと、経典には出家者は村からひどく離れたところで修行してはならないとかかれているのはそんな理由もあるのかなと、そんな事を八日の朝、お寺からの帰り、ロイホで朝ご飯を食べながら考えたのでありました。

 今年の十二月は、フェイスブックでクリスマスについてのとても有意義な話を読む事が出来ました。それを読む中で結構昔のこの話を思い出していたのです。

 何?この彼我の差(^_^;

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コメント

ころこです

禅宗はよくわからないのですが...
人里離れた場所で修行しないって言うのは分かる気がする。
自分だけが悟りを開くのではなく、人々の救済も目的だからね。

ぽんが入行することで、知らず知らず魂が磨かれているのだろうから
それでいいんじゃあるまいか。
それはきっと周りに影響を与えるはずだし。
自覚があるほど何かを得られたなら、むしろ出家を勧めちゃうぞ。

ころこ様

だよね~。たった一人で自分だけ磨いていても意味ない感じが。

>>ぽんが入行することで
(中略)
>>自覚があるほど何かを得られたなら
実はそのレベルまで行ってない私です。
もうね、行中は寝ても起きても「足いたい足いたい」その合間に「眠い」で。
なんかね、出家とか死んでも無理だなと、それを毎回悟ってました。この真実を記事に書く勇気がなかったの、ワタシ(爆)

僧侶として修行するとか、他の生活をしていて時として修行するとか、恐らくはそれぞれの形にそれぞれなんらかの意味があって、あるいは「そんなもん知らんw」とお釈迦様もおっしゃるかもしれません(^^;

きっと、自分にとってちょっと大変な通常でないことをやってみるということそのものが、なんらかの意味や意義を持っているということはあるのだと思いますよ。実感があろうとなかろうと。

それに気づくのはずっと先のことかもしれませんし(^^)

ムムリク様

>>らくはそれぞれの形にそれぞれなんらかの意味が
 
あるのでしょうね。勿論お釈迦様は出家・在家とそれぞれのあり方を説かれましたが、今の時代の分まで説明を要求したら、なんか「くれくれちゃん」っぽくなりますものね(^_^;

>>なんらかの意味や意義を
 深遠な・・・。
あるのでしょうね。きっと。
気付けないまま終わってしまうかもしれませんが。
あればいいと思います。少しだけだとしても(^^)

ひたすら、ひたすら、坐禅だなんて・・
頭が下がります~
私も、やってみたい、とは思いながら、
なかなか実行にも移せず・・
私だったら、坐禅をしただけで、
満足してしまうと思います(汗)
なのに、ぽんず様は、その上、「自分の入行に
なにか意味があるのか」と考えられるなんて・・
すごすぎます~

ロンロン様

ちっとも偉くないです。
お寺に入ってしまえば逃げ出せませんから(笑)
それに警策はあまり使わないお寺なので、足が痛いときは少し外して足をさすって泣いてましたし(慣れるとサボり方を熟達)

>>私も、やってみたい、とは思いながら、
 参禅できるお寺を探すのが大変ですものね。
同じですよ。私もあのお寺を知らなかったら、とてもとてもですもの。

>>その上、
 実はその下なんです(爆)
行が終わってほっとしてファミレスですから、もう頭のネジが飛びまくってまして、普通だったら考えない、私離れした思考をしてしまったんです。
もしかしたらそんな事を考えたのが行果だったのかもです(汗)

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