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2012年9月の2件の記事

2012年9月20日 (木)

九月二十日 幻影の話

 私は四国へお遍路に何度か行ってまして、一緒にお四国に行き、また大変お世話になっていたおばさんが、帰ってきた後「にゃーごさん(おばさんはいつもうちの猫達をこう呼んでいた)は良い子にしてた?」と聞くのです。私は猫どもの私に対する鉄拳制裁、その惨劇の数々を涙ながらに語りまして、それを聞いたおばさんの笑うこと笑うこと。
おばさんはうちの猫にあったときにも、開口一番「仕返ししたんですって?」と言い、当然飼い猫星音(せいね)は「だってほんとにひどかったんだもの~」と言わんばかりの返答をし、猫を飼った事がないおばさんは「まあ、言葉がわかるのね」といたく感心。その後ふたりはなにやら目と目で語り合っておりました。

 そんな星音がおばさんの入院中に死んでしまい、お見舞いに行くたびに「にゃーごさんは元気?」と聞かれた私は、たとえ寿命でも入院中の人に死にましたとは言えず 、明るく「元気ですよ~」と大嘘をつき通しました。おばさんが亡くなる翌年の二月まで。息子猫のほっしいは生きていましたし。

 おばさんのお通夜の晩、お寺さんの枕経の最中にふと顔を上げると、おばさんの横たわる布団の足元、その上1.5メートルくらい上におばさんが、開いた窓から顔を出したように現れて
「ちょっと、にゃーごちゃんこっちに来てるじゃない」と一言。
びっくりしたような、ちょっと非難するような目で見つめたあと、私のあの時の気持ちを察した様な、やさしい、でもちょっとしんみりした表情をしてからその姿は消えました。

 寒い夜でしたし、私も疲れていたので目の錯覚か、文字通りの幻影だったのでしょう。でも、あのおばさんのくりくりっとした悪戯っぽい大きな目を幻覚でも見てしまうと、おばさんと星音が私のワルクチ大会で盛り上がっているようで気が気ではなくなり、そしてほっと安堵もできたのです。 
親しい人、ものたちが、死んだ後に再会して内輪話に盛り上がるという考えは、生き残った私にはとても大きな慰めでした。

 お通夜の晩のおばさんを9月に入ってからしきりに思い出していました。そして九月二十日は星音の十一回目の命日だと気がつきました。
そして前にもおばさんの夢をみて安堵したことを思い出しました(この記事にあるSさんです
今朝、十一年前と同じ抜けるような青空を眺めると、お通夜の晩に感じた安堵感と暖かいものをまた感じたのです。

蛇足
私03年にも四国行ってたのか。忘れとったわ(汗)

2012年9月15日 (土)

夏の終わりのメルヒェン

 夏の終わりに夢を観ました。

 森の中の一本道、私は道の真ん中に寝そべったかわいい三毛猫を撫でていました。猫の毛づやはつやつやで、三毛の模様によく似合う、かわいいブルーの頭巾をかぶっていました。
私がひとしきり撫で終わると、どこまでも澄んだ深い金色の目を見上げてその猫は訊きました。
「おばあさん、おばあさんのおててはどうしてそんなの黒いの?」

突然の質問にびっくりした私は答えます。
「猫ずきんちゃん、それはこの夏、アームカバーをし忘れたまま車を運転したことが何度もあったからよ」
確かに猫の輝く白さと比べると私の手は黒い。

 「おばあさん、おばあさんのお口はどうしてそんなに台形なの?」
猫はそう言いながら、銀色の手鏡を私に向けました。

「台形?あら。確かにほうれい線がくっきりしすぎてまるで全部が口みたい・・・」

そう言い終わらぬ先に猫はがばっと起き上がり、二本足でダンスを踊りながら歌い出したのです。
 日焼けしみシワ、悩む貴女にねこにゃんクリーム、この一本でお顔に体、電話はシロシロにゃーにゃーにゃー♪

 きゃーーー!

自分の叫びで目覚めた私が手を見ると確かに真っ黒。そのまま洗面台に走り鏡の中を覗き込むと、確かに口かとみまごうくっきりはっきりほうれい線。

再びきゃーーー!

 以来私は電話機を取っては眺める日々が続いています。電話をしたものかどうか。4646-222 
でも、局番がわからない(涙)

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