夢のはなし
夕べ夢を見ました。
気がつくと私はとても広くて綺麗な、でも見知らぬお部屋に立っていました。そしてその部屋にはそれはそれはかわいい猫ちゃん(短毛種・ベージュ色・おんにゃのこ)がいました。
猫ちゃんは落ち尽きなく部屋の中をぐるぐる歩き始めました。鳴く声もかなり不安そう。
猫ちゃんはどんどん速度をあげて部屋の中を歩き回ります。私は心配になります。
猫ちゃんは更に更にぐるぐる部屋を回ります。ほとんど走っていると言って良い速度です。私は不安で体がこわばります。
私の不安と心配が高まり頂点に達したその時、猫ちゃんはぴたりと歩みをとめ、顔だけ私の方を振り返って大きな声で叫びました。
「わからないの?この部屋にはトイレがないのよ!!!!」
なんてこと!
私はトイレを探すべく部屋の戸を開けました。部屋の外は紛れもなく我が家の廊下です。この先の納戸の中に猫トイレを仕舞ってあったはず。私は廊下に半分身を乗り出し猫ちゃんに呼びかけました。「今トイレを持ってくるから待っていて!」
しかし猫ちゃんは既にトイレ体勢(猫を飼った方はお判りですね。あれです。あの姿勢です)をとっているのです。金の足が付いたロココ調大理石ティーテーブルの真下、薄いピンク色をした、ものすごくふかふかで、ものすごく高そうなセンターラグの真ん中で。
麗しの猫ちゃんは高らかに叫びました。「待たないわ!」
私はテーブルに向かって全身全霊でヘッドスライディングをしました。我が家にまだ猫がいた頃ペットシートを持ってスライディングをしつつ猫のお尻の下にシートを差し込んでいた癖が出てしまったのでしょう。もちろんペットシートを持っておらず、全く無駄な行為であることを承知しながら。
手を伸ばしうつ伏せで倒れたまま「しょわしょわしょわ~」と液体が敷物にしみ込む音を聴きながら目が覚めました。暫く起き上がる気にはなれない夢でした。
恐ろしかった。本当に恐ろしい夢でした(T_T)
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