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2014年3月12日 (水)

栄村とフラガール

 これが何時のことだったのかはっきりしないのですが、ふと見た夕方のローカルニュースで、震災後全国巡業をしていたスパリゾートハワイアンズ(私的には常磐ハワイアンセンターなんですが、永遠に)のフラガールの皆さんが、あの震災の翌日地震被害に見舞われた栄村へ慰問した様子が流れました。

集会場に毛の生えたような小さな場所でのステージの後、会場のお年寄り達と交流という段取りだったと思うのですが、そのお話しする場面で何故かフラガールさん達が大号泣していました。
衣装のままでしゃくりあげながら「私達も頑張るから、おじいちゃん達も頑張って」と多分言っているのだろうと推測するのだけれど、なんと言っているのかは誰にも分からない、子供がするような泣きしゃべりの会話が繰り広げられ、相手をしているお年寄りもその尋常ならざる号泣ぶりに椅子の上で呆気にとられている様でした。
その後、最初こそ?一瞬固まったお年寄り達も遠路はるばる来た孫に対するように和気藹々シーンでニュースは終わりましたが、あまりの号泣姿にどん引きした私は、これではどっちが慰問に来たのか分からない状態だよなあとぼんやり思っていたのです。

しかしニュースの後、このフラガールさん達は被災しなかった人達の間を廻ってきた事にふと思い至りました。
福島から来たという要因もあって心ない言葉を投げつけられた事もあったでしょうが、どんなに励まされても、どんなに親身になられても、帰る家のある人達の間を巡業してきた後に、違う地震ではあるけれど災害に見舞われたお年寄りと対面した。
彼女達の堰を切ったような号泣は、同じ恐怖、同じ苦しみ、同じ喪失を共有できる人達に会えた為に緊張の糸が途切れたものだったのかもしれないと。そしてあの時、被災していないテレビクルーと、その向こうにいる視聴者など彼女達の視野には入っておらず、完全に被災体験者だけの世界だったのかもと。

そう考えると私には彼女達の人目も憚らない号泣が震災を体験した人としていない人との溝の深さを示している様に思えました。そして自分が震災の事などなにも分かりはしないのだと言う事を思い知りました。
そして被災した人達とそうでない私との間に横たわる溝があることと、その深さを絶対に忘れてはなるまいと心に誓ったのです。それが私に出来る僅かな事の一つだから。

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コメント

なるほど、なるほどです。
見たような、見てないような、記憶もあやふやになりつつあるこの頃です。

ムムリク様

私が観たのはNHKでした。
他の局でも放送したと思うのですが、そちらは覚えてなくて。

災害もあれだけ巨大だとまだ進行中のような気がします。
忘れているのは政治家だけとか(^_^;

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