くんくん物語2
匂いがわからなくなってから早五ヶ月、日本茶どころか珈琲の香りも分からない事が殆どで、ワタクシの嗅覚は今だ回復には程遠い状態です。異変を感じた頃にはまさかこんなに長引くなんて夢にも思っていませんでした。
もっとも五ヶ月間全く緑茶の匂いがしなかった訳ではなく、実は何度かとてもよく匂うことがありました。一番は、ステロイド点鼻薬リンデロンを間違えてほぼ一週間分を鼻に注ぎ込んでしまった日の翌日でした。リンデロン点鼻薬は嗅覚の粘膜に薬が届くように横になって首を反らせて点すので、量が分かりづらいんです。粘膜に届けという一心で首を反らせて注ぎ込んでいたら一瓶流れ込んだみたいです。
でもその甲斐あってか?その後お茶の匂いが数ヶ月ぶりに分かって、思わず涙ぐみました。それから容器が空になっている事を発見し、自分が何をしたのかに気がついて、ステロイド大量摂取の恐怖にお茶の香りが分かった喜びも吹き飛ぶ事態となりましたが。
私の場合嗅覚の回復は一進一退です。感じ方に波があるんですね。とてもよく分かる日と、まったく駄目な日と。全体的に少しずつは良くなっていると思いたいんですが、正直よく分かりません。
においが全く分からないわけではないなら、そんなに不便はないだろうと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、鼻が利かなくなると感じる匂いの質まで変わるんです。世の中のニオイは色々な成分が混じって一つのニオイになっているので、嗅覚が衰えるとニオイの全体像の中から強い一つか二つの成分しか感じないのです。例えば石鹸は油脂のニオイしかしませんでした(最近やっと微かに香料の匂いがわかるようになりました)。練り歯磨きもミントベースの香りなのでしょうが、機械油みたいな臭いしかしませんでしたし。
今は大丈夫ですが、まったく分からなかった匂いが少しわかる様になった時、私は魚が一切食べられなくなりました。生臭さしか感じないの。純粋な生臭さだけだと口に入れられません。ほんと。
私の知り合いでお魚は臭いが苦手で家の中で調理しているのも耐えられない、でもお刺身なら食べられるという人がいるのですが、その人の気持ちがやっと判りました。あの時私はニオイ全体が余りよく判らなかったので調理中程度なら我慢できましたが、あの生臭さでは食べるのは無理です。その知り合いももしかしたら私と同じ嗅覚異常になっているのかもです。アレルギー持ちで鼻粘膜が弱いです。子供の頃から魚が駄目だったそうなので、小さいときに引いた風邪が元だったのかもです。
なので小さいお子さんがいる方は、風邪の後お子さんが魚を食べなくなったら嗅覚異常を疑ってみて下さい。子供では自分の症状を伝えられないでしょうから。風邪一つで一生祟る事になったら大変ですもの。
などと真面目に書いてしまいましたが、匂いのわからない日々って本当に悲しいです。花の匂いもお香の匂いも、これから先わからないままになるかも知れないと考えただけで絶望します。匂いはそのくらい大切です。
そんなわけで私は頑張って薬を点しています。横になって首を反らせて、点した後五分間そのままの姿勢で動かない。結構難行苦行です。でも私頑張るわ・・・
そして頑張った結果が出たのでしょうか!私の首は昨日から痛くて動かせなくなりました!!!
余人はいざ知らず、10年前にぎっくり首で死ぬような目に遭った私は、このまま点薬を続けて無事済むきがしません!!!!
天はこの私に首か鼻かどちらか選べと言うのでしょうか!嗚呼!!!
泣きたひ(T_T)
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