昨夜、頭痛に歯を食いしばりながら一太郎で書いた文章を保存しようとしたところ、突如ファイアーウォールから
「このファイルはトロイの木馬に感染しています(Trojan-Dropper.Ichitaro.Tarodrop.l)」
と真っ赤な警告がでて、お利口なカスペルスキーはあっという間に削除してくれたのでありました。
カスペルスキーは安全を示す緑色に戻ったものの、念には念を入れてスキャンを実施。調子の悪いときに限ってどうしてこんな面倒な事が起こるのでしょう(涙)。
スキャンをしながらつらつら考えていると、ワープロソフト一太郎の脆弱性をつくトロイの木馬がある事(詳細リンク)は重々承知の上で、それでも、
それ外から来たのではなくて、たった今私が作ったファイルなのよね。誰が木馬を仕込んだ訳?
と、思いっきり疑念が吹き上がってしまった私です。
それでも知らない間に一太郎自体に改変が加えられた可能性もあるし、回線も切ってしまったことなので、やむなくスキャンを続行。
結果、多量の自作一太郎ファイルが引っかかったのでございます。
でもあやしい痕跡は皆無んですよね。その後でスキャンしたSpybot-Seargh&Destroyなんて「おめでとうございます!スパイウェアは発見されませんでした」とかいう始末。
何か見つからなければおかしいのです。感染ファイルなんて散々開いて上書きしているんだし。
とはいえ、バックアップから問題のファイルを復元しようとしても再び検知されてしまうので、検知できない新種の実行プログラムか、はたまた遂に私も、世にはびこる悪意のあるプログラムと称される物々を勝手に作れる身分になってしまったのか、不安三分、イライラ七分で今朝改めてカスペルスキーのサイトに行ってみれば、
トップにでかでか
7/3 10:41:41発行のウイルス定義データベースにおいて、一太郎ファイル発行のウイルス定義データベースにおいて、一太郎ファイルで"Trojan-Dropper.Ichitaro.Tarodrop.l"が誤検知されることを確認いたしました。
やっぱり(笑)
しかもジャストシステムの製品。友軍誤爆じゃないですか(爆)
さすが有効期限を残してユーザーが更新キーを使わない警告を出そうとして、有効期限が切れるまで更新出来ないバグを出してしまったカスペルスキーです。またまたのぐっじょぶです。私はもうあなたにぞっこんよ。
と、私が笑って済ませた(そして最初顔面蒼白でスキャンに走った)最大の理由は、ファイルがちゃんと復元できたからでも、頭痛で気力が失せていたからでもなく、使っているのがとうの昔にサポートが終わった、太古の一太郎だったからです。
良かった、これでまだ使える(おいっ!)
余談
カスペル君の隠れ技
彼は何時でもスキャン終了予定時間にフェイントをかけます。前回は日付を跨いでの8時間後。一度などはなんと三日後でした。勿論終わってみれば普通の時間。気がつくといつの間にか縮んでいるところをみると、こっそりだるまさんが転んだをやっているにちがいありません(笑)。
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