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カテゴリー「住まい・インテリア」の4件の記事

2019年4月 1日 (月)

ドアを替えたら風が止んだ話

 大変ご無沙汰をしております。いままでどうにかこうにか月イチ更新をしてまいりましたが、今年に入って力尽き、一月から丸二ヶ月以上更新することができませんでした。
もうほんと、大変だったんです(涙)

さて、今日はその大変だった話ではなく、去年の暮れにドアをリフォームした話を書きます。

 築数十年の木造家屋である我が家は、夏暑く冬寒い伝統的な日本の家です。
ことに玄関に繋がっている廊下の寒さは耐え難いもので、寒くて寒くて冬は涙目になりました。この寒さの原因は、北向で、アルミドアで(熱伝導率が良い)、上と両側に単層ガラスに縁取られた玄関に違いないと睨んでいたのですが、断熱診断をした訳ではないので確証はありませんでした。

 それでも手探りとはいえ、ガラス部分にプチプチシートを貼ったり、段ボールでガードを作って置いたり、上がり口に断熱ライナーを垂らしたりと、色々工夫してみました。それぞれ効果は確かにあるものの、それでも根源的な寒さを抑えることはできませんでした(涙)

 そんな時、ドアの上についているクローザーがおかしくなってきたのです。修理すると結構なお金(十万に近い金額でした)もかかるみたいで、それだけ掛けるなら、いっそ玄関リフォームしちゃえば?と血迷ってしまったわけです。

 玄関リフォームなんて十万の何倍かかるの?それより古家の改造なんてお馬鹿さんでは?って話ですが、疲れていたし、寒さにも耐えられなくなっていたんです、きっと。

 で、とんとん拍子に話を進め、去年の12月に玄関を丸ごと断熱玄関に交換してしまいました。

 結果は驚きの暖かさ!

なのですが、暖冬だったため、リフォームのおかげで暖かくなったとは言い切れない事を申し添えねばなりません。

 しかし目に見える大きな違いがありました。リフォーム前は上がり口に垂らした断熱ライナーの玄関側から、いつも風が、それも大量に吹き込んで来ていました。
ほんと、常時ライナーの下が風で持ち上げられている感じ。なので下にドアストッパーを置いて冷気の侵入を食い止めようとするのですが、そうすると今度は脇が膨らんで風が吹き込むといういたちごっこ。

この風はどこから、なぜくるのか。

    ↓これがライナーなんですけどお判りいただけますか?201801260803000s

 すきま風にしてはあまりにも大量すぎるので、お風呂の換気扇をつけっぱなしにしているからかなのかとも思いました。それではちょっと理屈が通らない気もしますが、これだけの風を説明できそうな理由を考えつきませんでした。

 その謎の風がリフォーム後にぴたりと止まったので、換気扇が原因ではなかった事がはっきりし、浮上してきたのが『対流』。
そうです、冷やされた空気と暖かい空気がぐるぐる廻るあれです。
あれだけ冷えが伝われば(玄関ドアはいつも氷の様に冷たかったです)、そりゃ空気も冷えて動きますわな←早く気がつけ、自分(^_^;)

 そして茶の間のすきま風もリフォームと同時にぴたっと収まってしまいました。何故玄関から遠い茶の間が!と驚いたんですが、廊下との温度差が少ないと、風が起きないみたいなんですよね。今まで茶の間でスースーしていたの、すきま風じゃなかったんだというこの衝撃。

 玄関一つでどれだけ風が吹き荒れてたんだ、家・・・。

 とはいえ対流の存在を確認した時点で、私は一つの不安も感じていました。
毎年花粉の頃になると洗濯物を部屋干しするのですが、階段の踊り場に干しておくとよく乾いたのです。厚手のものさえも、下手すると外に干すよりよく乾いて、とっても重宝していたのです。今まで乾く理由は判りませんでした。でも今なら予想がつきます。だって普通だったら暖かい日の方が乾きやすいはずなのに、踊り場は寒い日の方がよく乾いていたんですもの。だから今年は乾かないのではなかろうか・・・

 案の定、今年は全くと言っていい程乾いておりません。リフォームの後だというのに乾燥機の導入を検討しなければならない事態に陥っております(^_^;)

 ということで、『対流』は家中を駆け巡り、二階の厚手の洗濯物をもよく乾かす、という、去年に引き続き「嘘としか思えない本当の話」をアップすることになった四月一日なのでした。玄関から二階へ冷気が駆け上がっていったということでしょうか。私も信じられないわ(^_^;

 
 毎年毎年、どうしてこう逆張りなんでしょう、私。

みなさま、本年度もどうか宜しくお願い申し上げます。

 去年の四月一日の記事「善光寺のお話」はこちら(リンク
 昔書いた防寒記事「防寒・省エネマニュアル」はこちら(リンク

2018年8月31日 (金)

達者でナ

 我が家にいくつかある懸案の中で、夏になると思い出さざるを得ないものがあります。それは冷蔵庫の買い換え。

 今使っている冷蔵庫は二十世紀に買ったもので、数年前から氷が作れなくなり、そのもっと前から野菜室の底が凍り付くため、命旦夕感半端無いヤツでした。それをだましだまし使っていたのですが、生協の宅配で肉や魚などの冷凍品を常備するようになってから、危機感はいや増しました。

 そもそもこの冷蔵庫は先代冷蔵庫が真夏に突然死したため、一番早く配達してもらえるものという理由だけで選んだものでした。それでも配達までに一週間ほど掛かった、あの地獄だけは繰り返したくありません。1998年7月の、あの暑い夏を。

  とはいえ冷蔵庫の買い替えは面倒なもので、なかなか重い腰が上がりません。今年の冬、清水の舞台から飛び降りるつもりで大枚はたいて『冷凍丸ごとサムゲタン』を買った時も、冷蔵庫が壊れる恐怖に日々苛まれていたにも関わらず、サムゲタンを美味しく食べたらその恐怖を半分位忘れてしまいました。

 しかし、今夏の猛暑で、私の腹は決まりました。お台所が冷蔵庫の熱で暑くて堪らないのです。二十年も経てばさすがにパッキンも劣化しているでしょう。もう買い換え時だと思いました。

 ネットで色々物色した後、電気店に買いに行ったのが8月上旬。お盆前に新しいのを使えるかと思っていたら、エアコンの注文が相次いで作業する人が払底しているため、8月末でないと配達できないとのこと。他の店を探すのも面倒だったので、それまで待つことにして、お金を払ってきました。それまでうちの冷蔵庫が保つことを祈りながら。

その夜、夕食後、冷蔵庫を開けたら野菜室が水浸しになっていました。随分長いこと野菜室の底が凍り付いてはいたのですが、それが溶けて水になったらしいのです。遂に壊れたか、しかも買った日に。と思いつつ、野菜室の中を掃除していると、製氷皿が動いて氷が落ちる音がします。買い換えるに当たって、それでも本当に壊れているか確かめるために昨日たまたまタンクに水を入れたのです。丸一日何事も起こらなかったのに、突如氷が出来、着きっぱなしだった給水ランプが消えたのです。

 冷蔵庫が突然元気になってしまった。

 私にはそれが冷蔵庫の「捨てないで」という叫びのように思えました。
しかし買ってしまったものは如何ともしがたい。
これから八月一杯、復活した冷蔵庫を大事に使って蜜月を過ごしてからお別れしよう、私はそう考えて、それからの日々、毎日冷蔵庫を磨きました。
百均で冷蔵庫用整理カゴを今頃買ってきて、庫内の整理もしました。
手入れをすればする程、お掃除しやすく、使いやすい冷蔵庫だったことがわかりました。
もっと早く気がついていれば、もっと長く大事に楽しく使う事が出来たのに、大した手入れもせずに使ってきた自分が悔やまれました。
 
 そして運命の新冷蔵庫到着の日。中味を出した序でに冷凍室をそのまま引き出して本体をお掃除しようとした、私の目に、劣化で壊れたプラ壁と、むき出しの断熱材が目に入ったのでした。こりゃ熱いわけだ、やっぱり買い換えて正解でした。

 冷蔵庫入れ替えは、お店の人の、多分最悪のケースを想定した説明より遥に短い、15分足らずで終わりました。

 新しい冷蔵庫とのご挨拶もそこそこに、私は玄関に立ち、古冷蔵庫の載ったトラックを見送りました。好きでもらわれてきた訳でもないのに、手入れもしてもらえなかったのに二十年働いて、息を吹き返したように元気になって、最後の日に自分の致命傷を見せて私を諦めさせた、我が家には出来すぎたこの冷蔵庫を・・・
私は心の中で呼びかけました。「達者でナ」

 
達者ではいられないだろうに、「ドナドナ」ではなく「達者でナ」。そして健気な冷蔵庫とは違うメーカーを選んでいた私は、やはり鬼と申せましょう。 

 三橋三智也 「達者でナ」

2018年5月18日 (金)

花のある丁寧な暮らし

 みなさま、こんばんは、ぽんずです。

 我が家の庭はごくごく素朴なものですが、それでも四季折々小さな花が咲いています。それを少しだけ摘んでそっと飾ることにしています。


 これはクレマチスとオダマキをさりげなく生けてみたもの。

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お部屋に花があるとなんとなくほっとします。ほっとするんですが花びらが落ちるんです、オダマキが。パラパラパラパラと止めどなく。これを飾っている時は毎日ゴミ拾いが日課になります。

  これは牡丹
毎年華やかに玄関を飾ってくれます。このピンク色の花をみると春の終わりを感じますね。

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でもこの花、見た目と違って豪快に散るんですよ。それも突然。少し花をつついてみてもしっかりしているから安心して立ち去ろうと思った瞬間、背後で「バサッ」と音がする。振り返ると花びらとおしべと花粉が大崩落しているわけです。「だるまさんがころんだか!」と毒づきながら三和土にまで散り拡がった花びらを泣きながらホウキとちりとりでお掃除するのが我が家の恒例となっております。


 クレマチスも玄関に飾ればしとやかな雰囲気が出ます。

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この花はね、唯一おしべが落ちる程度の静かな枯れ方なんですが、ある瞬間をもって突然しぼんでいるんですよ。
「ピンポーン」「はーい」で玄関に出てみるとさっきまで咲いていた花がしぼんでる。毎年突然死しています、はい。

 五月の半ば過ぎはアイリスです。青くて綺麗な花。香りもいいんですよ。

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しかしコイツは枯れるときに濃い青のおつゆを垂らすので、油断がなりません。コイツに何度敷物を汚されたか。

 
 お花やさんの花たちは、売り物だけあって、散っても周りが汚れませんし、花粉も落ちないし、咲くときは一斉に咲いて、下は枯れてて上は蕾なんてことはない花ばかりです。やっぱり花はお金出してお花屋さんで買うのが一番よねって、毎年思います。
丁寧な暮らしなどというものは、踏んづけるに限りましてよ、ねえ、あなた。

2011年2月 3日 (木)

防寒・省エネマニュアル

 本気で寒かった今年、もう暖かくなると言う予報に反して朝晩の冷え込みは平年以下。うそつきー!と怒り狂いながらこのエントリをしたためました。文の端々に私のウラミツラミが充ち満ちて、読み終わったら血も凍るはず。


 防寒は窓からということで、窓の防寒についてつらつら書いてみます。

 まず窓。
窓から逃げる熱は家一軒から逃げる熱の半分を占めるとか。
更に窓辺で冷やされた空気が室内に流れ、暖かい空気が窓辺で冷やされる悪循環(コールドドラフト)が起こります。

 窓を制する者は省エネを制すると言っても過言ではないかも、という位窓は大事です。

窓の防寒で大事な点は

 1 窓から外へ熱が逃げるのを防ぐ。

 2 窓回りの空気を動かさないようにする。

の二点です。

 まずはどんな窓にもカーテンをつけます。トイレや浴室も。
カーテンの保温断熱効果は絶大です。何をするよりまずはカーテンをつけてみましょう。そして薄手のものよりは厚手を、一枚よりは二枚重ねのものの方が暖かいのはいうまでもありません。
小さな窓でカーテンレールが無い場合は、傷のつかないフックと、安いポールを使って簡易カーテンレールを作ってでもカーテンをつけてみてください。びっくりする位暖かくなります。

 また窓用断熱ビニールシートを貼るという手ががあります(リンク
断熱ビニールシートは空気の層で熱の移動を遮断します。だから両面テープできっちり貼り付けること。
アルミの窓枠はガラス以上に熱を伝えやすいので、サッシの手前側など開け閉てに邪魔にならない場所ならば、アルミの桟部分にも貼ると段違いに効果アップです。
同じ理由で北側の小窓のような、冬はほとんど開けない窓は、窓枠に直接両面テープでシートを貼り付け、窓枠毎、窓全体をシートで覆ってしまいましょう。
こうすればアルミの窓枠から逃げる熱を減らすことが出来ます。
何より断熱シートと窓ガラスの間にシートより厚い空気の層を作ることが出来るので、この空気層が更なる断熱効果を発揮してくれます。ビニールシートを貼るだけで複層ガラス並みの保温力があるそうです。

 ただし使う両面テープは粘着力の弱い、きれいに剥がせるものを使ってください。間違って超強力タイプを使うと春になって取り外せなくなります。
もっとも普通のビニールシートは夏の断熱にも効果があるそうなので、貼りっぱなしもいいかも知れませんが、日光で発熱する賢いタイプの場合は、当たり前ですが春には外して下さい。


 2であげた窓際コールドドラフト対策について。
これはカーテンと窓の間に空気が流れる隙間を作らないことがポイントです。

 カーテンの上部については、
カーテンボックスを取り付けてカーテンレールの隙間を塞いだり(見た目はよいが一番お金がかかります)、
布をカーテンレールの上にかぶせたりします。
下は、カーテンを長めにし床に垂らして、下から冷気の流れ込みを防ぎます。
横はマジックテープでカーテンの端を壁などに止めます。
全部でなくても、どれか二個所封じるだけでかなり違います。

またカーテンを開けている昼間には、置くタイプのボードやストッパーが便利です。


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↑カインズのほっかほっかボード(今リンク切れてるんです)
このボードはウレタン素材で出来ているので浴室の出窓にも使っています。窓の内側は下の部分を折り曲げています。

 他にもニトムズのものがあります(リンク)←これは見た目がよいので客間に使用中。

ボードは見た目を気にしなければ自作も可能です。

作り方
段ボールを窓の幅になるまでガムテープで繋ぎ、下から10センチの幅にカッターで切り込みを入れ、その部分が折れ曲がる様に余裕を持たせてガムテープで補強します。
あとは段ボールの端をガムテープを貼って補強すれば完成です。
使う時は下の折った部分を室内側にし、窓に沿って置くだけ。
繋ぎ部分も折ることが出来る様に切れ目を入れガムテープを貼っておけば、使わないときは畳んでしまっておけます。


 窓、その他編

出窓には何かを敷いてみて下さい。
下の部分から冷気が伝わる出窓があります。
我が家の場合は洗面所の出窓。下の平部分がステンレス張りのせいかものすごく冷たいので、食器棚シート(厚手のウレタン製)を下の部分に貼ってみたところ、洗面所がかなり暖かくなりました。食器棚シートでなくて、ウレタン梱包材でも良いかもです。



木製の窓枠はアルミなどに比べて遥に熱伝導率が悪いので、後付け木製窓枠で二重窓にするのは、二重で空気層を作ることと、窓枠アルミに木を当てて熱伝導を防げてとても合理的だと思います。小さいものなら値段も安く自分で取り付けられ、住宅エコポイントも使えるので我が家では検討中です(エコポイント終わっちゃいましたね。うむむ)。


障子は閉めましょう。
障子は日光を拡散させ部屋の奥まで光を届けるだけでなく、きちんと閉じると窓と障子の間に空間を作り、熱が外に逃げるのを防ぐので、障子がある場合はきちんと閉めてみましょう。障子と窓の間に出来る密閉された空間の防寒力、かなりあります。


 雨戸
あるなら使いましょう。外の冷気がダイレクトに窓ガラスに当たらずにすみます。かなり違います。
うちは古いアコーディオンタイプなので取り替え検討中の為、色々調べたところ、今は後付けタイプも結構あり、更に、省エネを謳ったもの、稼働ルーバー付きで夏も涼しいものなどある事が判明しました。


 窓に関しては、空気の層は味方、アルミは敵。木にはぬくもりがある。ということでしょうか。


玄関の寒さ対策。

 玄関の明かり取りガラス部分は、我が家では思い切ってビニールシートを貼ってしまいました。案外目立たないものなので通年貼りっぱなしにしています。ただし端の部分はさすがに目立つので、テープで綺麗に押さえてはおりますが(汗)
見た目を追及したいならば、手間は掛かりますが細いビニールレールをガラス枠に取り付け、そこに引き戸のように透明なプラスチックボードをはめる手もあります。これですと取り外しはビニールより楽ですし、見た目はかなり良いと思います。ただガラス枠の形によっては、明かり取りガラスとの空間を十分採れず、効果が薄いor取り付けられない可能性があります。

 また玄関ドアには自作窓ボードのドア版を夜に置いています(昼間は畳んでしまっておきます)。段ボールは暖かいのです。

 またまだ試していませんが、エントランスの三和土に敷くマットも色々あるようなので、これを敷くのもいいかもです。

そして見た目など気にしないならば、玄関にカーテンをつけます。寒がり我が家でさえ恥ずかしくて出来ませんが、見た目が悪くないカーテンならば、つけてみて下さい。かなり暖かくなるはずです。

見た目や防寒、一番良いのは風除室をつけることだと思います。でも金額が半端ではないので、我が家では実行できません。でもあれば暖かいと思うんです。


 勝手口です。
 
 我が家の勝手口ドアはアルミ製なので、大きな熱の逃げ場になっただけでなく、結露も酷いものでした。それで窓に貼るビニールシートをドア全部に貼り付けたところ、キッチンの冷えも少しやわらぎ、何より結露が無くなりました。このシートは以来つけっぱなしにしています。その効果に気をよくして自作段ボールボードも置いて更なる防寒を狙っています。

 そしてカーテンです。こちらは見た目など気にしなくて良いのでカーテンレールをつけて、厚手のカーテンを垂らして下さい。もちろんドアの長さ分ある、長いカーテンです。これを

 浴室

 場合によっては、浴室の窓は断熱シートを窓枠毎貼って締め切ってもいいかもと思っています。完全締め切りはまだ実行していませんが。

それというのも、換気の方法を変えたからです。
換気は換気扇と対角にある窓などを少しだけ(5㎝程)開けておくのが一番効率がよいと言われていますが、窓と換気扇は同じ壁面にあったりするので(我が家の場合)、窓ではなく、換気扇から一番離れた場所にあるドアを少し開けておく事にしました。換気扇は勿論一晩中つけてきましたし、洗面所のドアもきちんと閉めました。
最初はおっかなびっくりでしたが、やってみると家全体の結露が減り、浴室内の水滴も窓を開けていた時より少なくなっていました。
この方法ならば窓を開ける必要が減るため、窓に幾重も断熱シートを貼り、更にボードを立てかけたままにしておく事ができました。

 炬燵の下敷きは厚いものを使いましょう。薄いものから替えただけでかなりの差です。アルミ製の断熱マットも必須です。あるとないとでは大きな違いがあります。

また廊下に断熱マットを敷き、その上にカーペットを置くと廊下も暖かくなります。ただしこれをすると、ワイパーではなく掃除機をこまめにかけなければならないデメリットがあります。


 意外な防寒グッズ

 意外ですが、よしずは夏の日よけだけでなく、冬は防寒グッズとしても優れものです。防寒目的で使う場合は、北側などの壁に立てかけておきます。我が家は納戸や浴室の外壁に立てかけていますが、暖かさにかなりの違いがでました。よしず、おそるべし、です。
 ただ、一つ不安なことがあって、冬暖かいなら夏『暑い』のではないかと。大きいので移動できず、夏もそのままなんです。


 断熱と蓄熱

 断熱ばかりに気をとられて蓄熱を忘れると熱しやすく冷めやすい部屋になりがちです。
熱は遮りばかりでなく、上手に蓄える方法も考えましょう。
カーペットなどは蓄熱効果があります。またコルクも蓄熱できるので、日の当たる床などにコルクマットを置いておくと、日が落ちてからも温もりを感じる事が出来るそうです。
でもホームセンターで売られているコルクマットは、コルク部分が紙のように薄いんですよね。これではコルクというよりコルク模様のついたビニールマット。蓄熱効果は薄いと思います。残念です。

また火の気のない場所が寒いのは当然です。日当たりの悪い部屋へ、どう暖かい空気を回すか、あるいは回さずに、その部屋から冷気の侵入を防ぐかを考えるとか。何処に熱を蓄え、どこを塞ぐかはケースバイケースです。
そして究極の蓄熱方法としては「外断熱」があります。家を建材まるごと温まった状態にしておけば、温度差も結露もなく、体に負担の少ない生活が送れるはずです。
昨今は後付け外断熱も出来るようです。お金さえあれば・・・・(涙)

と、こんなところが我が家の防寒対策です。もう防寒いいから早く暖かくなって。でも暑くはならないで(勝手!)

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